素晴らしきエコール・ド・パリの画家たち(暁宏之氏に捧ぐ)
新聞を読んでいると、ある展覧会の記事が目に留まりました。
■パスキン展 −生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子− (汐留ミュージアム)
ジュール・パスキン(1885-1930)は、エコール・ド・パリといわれる主に1920年代にパリに集った異邦人芸術家たちを代表する画家です。フジタやキスリングを親友にもち、ピカソやシャガールらも活躍した第一次大戦後の「狂乱の時代」に、パリで高い評価を受けて、次々と作品が売れた時代の寵児でした。なかでも、繊細で震えるような輪郭線と、淡くそして真珠のような輝きを放つ柔らかな色合いで描かれた女性や子ども達の作品で人気を博しました。
花束を持つ少女のイメージ図
汐留ミュージアムで3月29日までやってるそうですから、まだ間に合いますよ。ま、そうはいっても、パスキンだかパツキン(金髪)だかって、そんな画家知らねーよっ、という方々も少なくないはずです。何を隠そう、先生だってつい最近読んだ本にたまたまパスキンのことが書いてあったから、それでたまたま記憶に残っていたから、この新聞記事が目に留まったと、ただそれだけの話なんです。
パスキンの代表作は……そうですね、これもついさっき仕入れた知識なんですが、「花束を持つ少女」という作品が有名らしいですよ。なお、右の絵はパスキンとは関係ありません。あくまでもイメージです。美術作品の写真をそのまま載せるのはさすがに気がひけますからね。
ここで先生は、驚いたことがあったのです。これを見てください。
なんとですね、このジュール・パスキンの代表作「花束をもつ少女」は、なんと先生の地元の北海道立近代美術館が所有していたんですね。いやあびっくり、知らなかったなあ。そりゃあそうだよな、だいたいジュール・パスキン自体、つい最近まで知らなかったんだから。ちなみに道立近代美術館は他にも、モディリアーニが描いた「フジタの肖像」、ハイム・スーチンの「祈る男」といった、エコール・ド・パリにおける重要な作品を所蔵しているそうです。いやあ灯台下暗し。
エコール・ド・パリに関してはこんな展覧会も行われているようです。
2015年6月27日(土)〜8月23日(日)北海道立近代美術館
2015年9月20日(日)〜11月23日(月・祝)宇都宮美術館
全国巡回のようだけど、札幌と宇都宮はこれからだから、興味のある方はぜひぜひってかんじです。
さて、展覧会の告知はここまでとして、先生がなんでそんな急に、エコール・ド・パリの画家たちなんかに興味を持ったのか、そのきっかけになった本とはなにか? ぜひとも知りたいでしょう? この先は、そりゃあぜひ知りたいよ、という愛すべき当ブログ読者の方々に向けてお送りします。
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