判官さま
皆さん、こんにちは。毎度おなじみ真面目なスイーツブログをやっておりますスミルノフ教授です。今日のご紹介は六花亭が北海道神宮内で販売・無料配布をしている「判官さま」です。
この冬は私が帰国してから一番の大雪ではあるが、今の市内の道路状況の悪さは雪の多さだけによるものではないことを感じる。私の帰国前とは何かが変わってしまっているのだ。除雪に関する市の苦しい財政事情や、これまで除雪排雪に寄与してきた建設土木業界の苦しい状況を伝え聞く。そういったことが私のこの違和感に反映しているのではないだろうか。思い過ごしだろうか。
皮肉なことに北海道神宮へ通ずる広い道は、市内の生活道路とは比べ物にならないぐらい見事に除雪されていた。私は除雪状況が思わしくない地域に住む市民の苦悩に思いを馳せた。
神宮の敷地内では六花亭が参拝者のための休憩所を営んでいる。私が寄るのはいつも鳥見のついでである。円山公園から神宮の敷地内へ抜けるのが私の鳥見のコースだ。私は昔から初詣も含めて参拝というものをほとんどしたことがない。だからお前は入るなという意見もあることだろう。でも私は神を信じている。信じているからここに入っても神様は怒らないだろう、たぶん。
ここでは六花亭の主力商品もいくつか販売しているが、目当ては無料の番茶と一人一個まで無料のあんこ餅「判官さま」である。
「判官さま」は焼きたてでもらえる。焼きたてなので当然おいしい。
「判官さま」自体が特別美味しいのかどうかはよく分からない。だいいち美味く感じる条件が整いすぎている。まず焼きたてであるし、特に私は散々野鳥を探して歩きまわった挙げ句の昼時に寄るので、そういう状況で食べたり飲んだりするものが何であれ、不味いわけはないのである。
ところで、自分でいうのも何だが、今日のエントリーもスイーツブログの皮を被ってはいるが、なかなか考えさせられるエントリーである。
「判官さま」などという、札幌市民なら誰でも知っているようなもの、今までの私ならまず取り上げないからである。「判官さま」で検索すれば、それはそれは数えきれないほどのブログがヒットする。私が今さら「行ってきましたー!」などというエントリーを書いたところでなんの意味もない。
いや、意味はあるのかもしれない。他の誰でもない、この私が今日そこに行ったという証として。このエントリーはそのためだけに存在していいのかもしれない。
いずれにせよ私は今日、六花亭の休憩所に立ち寄ったときに、これはブログに書かなきゃならんという脅迫感に苛まれ、そのための写真を撮り、そうして帰宅してからいっぱいいっぱいになりながらこれを書いているのである。
なぜかというと、それは私が年明け早々に、真面目なスイーツブログにする宣言をしたからに他ならない。私は甘いものは嫌いではないが、特別好きというわけでもない。そんな私がスイーツブログ宣言するというのも、ブログとは何かという問いの答えに近づくための、ひとつの試みであったのだ。
私は結構いやいや書いている。いやなら書かなきゃいいじゃん、変なの、とお思いであろう。そりゃそうである。カミさんにもそう言われた。でもスイーツブログ宣言してしまったからには書かなきゃならんし書かずにいられないのである。書きたくないのに書かずにいられないのである。生きたくないから生きないわけにもいかないだろう。誰も書けなんて言ってない、誰も読むなんて言ってない、誰もおもしろいなんて言ってない、そのうえ肝心要の自分が書きたくないときている。それでも、書かなきゃいかんと思うときもあるのである。もし今、先生にとってブログってなんですかと聞かれたら、そういうものであると答える。ただそれはまだ仮説に過ぎない。だから私はその仮説を検証するためのせつない実験をしているのかもしれない。
では次回のスイーツもお楽しみね! ←これ書き忘れるところだった
もっちーな?
皆さん、こんにちは。毎度おなじみ真面目なスイーツブログをやっておりますスミルノフ教授です。真面目なスイーツブログだっちゅってるのに、まだまだ以前のような教授臭路線を求める読者の方もいるようで、ご期待に添えなくて誠に申し訳ありません。
今日のスイーツは柳月から今年も限定発売された「もっちーな」です。
「もっちーな」はもち米粉を使用したもちもちした食感の皮にチョコレートクリームがはさまれています。
ココア風味の生地、チョコレートクリーム、さらにハートマークが乱舞する包装、バレンタイン用商品であることがよく表れていますね。
今年のバレンタインデーは、わざわざタイガーマスクよりあるいは伊達直人よりと書き添えられた超義理チョコが本当に流行るのでしょうか。いや、先生はそんなことどうでもいいのです。先生は元々バレンタインデーにチョコレートを贈るという風習自体が嫌いです。チョコレート自体たくさん食べられないし、もらうと今度はお返しを考えるのが面倒でなりません。
先生はもし頂けるのならばチョコレートよりは「もっちーな」の方がありがたいのですが、でもバレンタインだからといってわざわざチョコレートクリームにしなくてもいいのにと思ってしまいます。日本にはアンコという世界に誇る甘味があるのに、なぜチョコレートにこだわるのでしょう。先生はもしもバレンタインデーが「どら焼きを配る日」だったら、手のひらを返してバレンタインデーに大賛成しますよ。
残念ながら「もっちーな」は1/15-2/14の限定発売で、地方発送は行っていないとのことです。
では次回のスイーツもお楽しみね!
ポン・デ・塩あずきホイップウインドファクター
皆さん、こんにちは。毎度おなじみ真面目なスイーツブログをやっておりますスミルノフ教授です。先生は、当ブログが真面目なスイーツブログに転身したことを今ひとつ信じておられない皆さんを見返してやろうと頑張ってきましたが、前回はヤケになってる感がありありとなってしまいましたね、反省しています。
気をとりなおして今日のスイーツはミスタードーナツのポン・デ・塩あずきホイップです。
なんか2006年に発売されたものの復刻らしいっすよ。先生はこれ食いながらジャンプのワールドカップ札幌大会を見てたんですけどね、なにあれ、ウインドファクターって。あんなんでいいんですかね。
でもたしかに選手たちはくるくる変わる大倉山の風に翻弄されていたようですね。解説の竹内さんが「だから大倉山は難しい」と何度も言ってました。あんまり何度も言うもんだから、大倉山ってそんなに特別なんだろうかと疑問が湧いてきたアナウンサーが、「でもヨーロッパでもこういう状況はありますよね」と刃向かいました。しかし、これに返した竹内発言がすごかった。
「同じ風速でも大倉山の風は重たいんです!」
風が重い。なにそれ。星よ、お前の球はめっぽう速いがめっぽう軽い。
輿石さんは、向かい風で飛行機が遅れるけど結果を出すので待って欲しいとか言ったらしいけど、向かい風の方が飛距離が出るんです!、と言った方が粋だったんじゃないの。あと、この向かい風は同じ強さでも重いんです、とか。ま、ウインドファクターで点数引かれちゃうんだけどね。
あ、しまった、スイーツ全然関係ないじゃん。先生ったら、ついうっかりしてスイーツとスポーツを間違ってしまいました、すいません。スイーツに戻りますよ。
中はこんな感じです。えーと、味は塩あずきとクリームとドーナツの味がしました。じゃ、次回のスイーツもお楽しみね。
ゆきむしスフレ
皆さん、こんにちは。毎度おなじみスイーツブログをやっておりますスミルノフ教授です。皆さんは当ブログが真面目なスイーツブログに転身したことを今ひとつ信じておられないようですね。どうせスイーツ(笑)で落とすんだろ、とか。そんなことはないです。先生はいたって真面目です。まだまだ続くんです。個人ブログの時代は終わったなんて冗談じゃありませんよ。先生は肥満体になろうとも、糖尿病になろうとも、死ぬまでこのスイーツブログを続ける覚悟でいるのです。
今日ご紹介するのは前回に引き続き菓子工房もりもとの作品です。その名も「ゆきむしスフレ」です。
「ゆきむし」というのは「雪虫」のことですね。その正体はトドノネオオワタムシという、白い綿がついたアブラムシの仲間です。北海道では初雪の時期にまるで雪のように舞うので、雪虫とよばれています。先生が今シーズン初めて雪虫を見たのは昨年の10月16日でした。
これってチャリとかで走ってるとき鼻の穴とか口の中に入ってくるんだよね。あと家に帰ったらジャンパーにねっちょりくっついてたりとか。ちょっと拡大してみましょう。
けっこうキモッ。口の中に入ってきたときもペッペッて吐き出してたけど、こんなものが果たしてうまいんだろうか。
とってもふわふわした感じのトドノネオオワタムシスフレです。勇気をだして食べてみましょう。
あれ、ほのかにチーズの香りがただよう普通にうまいスイーツでした。どうやらトドノネオオワタムシは入っていないようです。
ゆきむしスフレ | morimoto-shinyaオンラインショップ ゆきむしが、あたかも北海道にロマンチックな冬を知らせるように、ほんの数日間だけフワフワと初雪のように舞い続けます。私たちは、こうした北海道の自然のいとなみをイメージしたそんな素敵なお菓子を作りたいと思いました。
先生のわざとらしい予想に反して(そして皆さんの予想どおり)、どうやらトドノネオオワタムシはあまり関係ないようです。
ゆきむしシリーズ | morimoto-shinyaオンラインショップ 初雪みたいなスフレです。
だったら初雪スフレのほうが素直なネーミングだと思うな。どうも先生は「ゆきむし=トドノネオオワタムシ」という発想から抜けだせません。
ところで先生はスフレスフレと偉そうに言ってますが、だいたいスフレってなんなんだろう。ああそうだよ。ほんとはスイーツなんか詳しくもなんともねえんだよ、ちくしょう。
スフレ - Wikipedia スフレ (仏: soufflé) は、メレンゲに様々な材料を混ぜオーブンで焼いて作る、軽くふわふわとした料理。
メレンゲ? そういえばよく考えたら先生はメレンゲが何かさえ知らないぞ。今さらメレ子さんに尋ねるわけにもいかんし。
メレンゲ (菓子) - Wikipediaメレンゲ(英語 meringue, フランス語 meringue, ドイツ語 die Meringe, Meringel )とは、卵(鶏卵)の卵白を泡立てた食材、およびそれを用いた菓子のこと。滑らかな食感をだすため、料理(主に菓子)に使用される。
ウィキペディアが正しいのかどうかは知らんけれども、先生は初めて知りました。いやあ、スイーツブロガーへの道は険しいなあ。メレンゲってキノコの一種だと思ってた。ありゃエリンギか。
もりもとの和み饅頭
皆さん、こんにちは。毎度おなじみスイーツブログをやっておりますスミルノフ教授です。今日ご紹介するのは千歳市の菓子工房もりもとの作品です。もりもとといえば、ハスカップジュエリーの印象が強いのですが、最近は先生の大好きな和菓子部門でも頑張っています。
そして和菓子の中でも、特に先生が好きなのが、この「和み饅頭」シリーズなのです。
和み饅頭には小豆、和三盆、黒ごま、醤油、よもぎなど、鮮やかで色とりどりの種類があり、もちろんそれぞれに独自の味わいがあってとても楽しめます。ぜひ皆さんで全種類を買ってお茶会を開きましょう。そうすると、私は小豆を試してみるわ、じゃあ私は醤油を食べてみる、わあ美味しい、ねえあなたの黒ごまってどうだった?、私やっぱりもうひとついただくわ、私ももう一個だけ別のを試してみたい、私これで最後にするわ、この際だからやっぱり和三盆も試したいわ、などと大騒ぎになって、結局全員が全種類を試さずにいられなくなるのが確実な、逸品なのでございます。
今回、先生は期間限定?の新作「黒豆」をいただきました。黒豆ベースの皮に白餡を合わせた佳作でしたが、その味を記憶に留める暇もなく、先生はすぐに和三盆に手を出し、黒ごまは何とか翌日まで脂汗を流しながら我慢しましたがぱくりとたいらげ、次に小豆に手を出そうとしましたが、カミさんがそれは私の分だと叫びながらものすごい形相で奪っていきました。
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