WHOPOOPED.ORG
いろんなウンコで形どられた「POOP(うんこ)」の文字が美しいWHOPOOPED.ORGは、文字通り「誰がウンコしたのか」を当てるウェブサイトです。
見知らぬウンコを提示され、そのウンコがダチョウ、キリン、シマウマのいずれのものであるかを解答します。正答か否かは、彼らの食生活について学んだあとに判定されます。
晴れて3問を終えますと、あなたはウンコエキスパートとして認定され、こんな素晴らしい認定証もくれます。
また、このサイトを作ったと思われるミネソタ動物園の入園料割引券が手に入るし、本物のウンコエキスパート(飼育係)のビデオなども見ることができます。今日は日曜日なので先生はさっそく割引券を手に、ちょっと車をとばしてミネソタまで行ってくることにします。
北海道ゆるキャラをdisる
先生はだいぶ前に「北海道ゆるキャラをdisる」という企画を考えたことがありました。これは本気でけなすというよりは、北海道の企業や団体とか市町村のキャラをのべつまくなしにdisってゆく、するとだんだんdisるところが無くなってしまって、苦し紛れにdisるようになってゆく、そういう面白さを狙った企画でした。
たとえば北電のとまりん館のキャラクターである「とまりん」だと、
お前コンドーム指サックかよ!
というような感じです。disるといっても、最低限の品位は保持しなければなりません。下ネタはもってのほかです。
先生は北海道申請届出窓口の「ドーチョくん」を初めて見たときはこう思いました。
お前動けないじゃん!
いや先生ったら最初に見たときさ、この建物もドーチョくんのからだの一部だと思いこんでしまったんですよ。ドーチョくんの本当の姿はこうでした。
ヤドカリか!
あと、先生が絶対はずせないと思ったのは長万部町タウンイメージ・キャラクターです。公募で選ばれた3作品ともに捨てがたい何かを持っていますが、先生の一押しはなんといっても「まんべくん」です。
審査したのかよ!
いや、「まんべくん」はカニとホタテとアイリス(の花)という長万部の三要素を見事に取り入れた素晴らしい作品だと思いますよ。
だれかほんとに使ってんのかよ!→コメント欄で着ぐるみの情報をいただきました↓
■まんべくん(かにめし屋ブログより)
いやあ、まさか着ぐるみで大活躍とは、先生は全く知りませんでした。原案よりもずっとかわいいですね。思わずドロップキックをくらわしたいほどのすばらしい仕上がりです。
ま、先生はいつも頭の中で考えるだけで、ほんとにこんな企画を遂行するのなんてとてもめんどうですから、当然ボツになりました。
そうこういってるうちに札幌市にはなにやら新しいキャラクターが登場したようですよ。
■asahi.com:ラテン系ゆるキャラ、ごみ減量PR 札幌市-マイタウン北海道 ■札幌市:ごみ有料化をPR 上田市長がCM出演へ - 毎日jp(毎日新聞)
札幌市は、7月1日からの家庭ごみの有料化や新しい分別方法などの周知を図るため、「ごみ減量キャラクター」を使うことにした。キャラクターは、ヘルベルト(ごみの減量)、ワケラレオ(ごみの分別)、リサラ(リサイクル)の3人組。ラテンのリズムに乗せて環境を守るメッセージを発信する「さっぽろミーゴス」というグループという設定だ。
ゴミ→ミーゴ……。逆さ言葉にラテン系というのは道産子→コンサドーレ以来の北海道標準なんだろうか。それにしても何だろう、このことばにできない胸のモヤモヤ感は。そうだ、すっきりするためにdisらなきゃ。
すでにどなたかがTwitterでdisられておられました。すっきり。
自転車専用レーン
■Welcome To The Working Week : 北関東は自転車王国
ちょっと遅いような気もしますが、上記リンク先のやまちゃんのエントリーに先生は反応します。やまちゃんにしては珍しく、音もなければオチもない、立派な社会派エントリーです。やまちゃん曰く、
- 宇都宮市では車道左側の幅広い自転車専用レーンのおかげで事故が4割も減少した
- ところがやまちゃん居住の北海道某市では車道左側の白線から歩道までの幅が50cmしかなく、こんなとこ危なくて自転車なんか乗れない
- したがってこの街では自転車は歩道を通ることになっているらしい、ところが歩道に線は引かれていない
- もともと道路の幅が広い北海道なんだから自転車専用レーンを作るのはそれほど難しいことではないはず
- 北関東に負けないよう北海道の自転車乗りも声をあげていこう
要約するとこういう主張なのではないかと先生は受け取りました。
ところで皆さんは、先生ほどの大物なら通勤には黒塗りの乗用車で送り迎えが当たり前だとお思いですよね。でもね、FSBに追われている身としては、それじゃかえって目立ってしまって危険なんですよ。そうです、そこで先生は今、なるべく目立たないようにこっそりと、ごくごく普通の中年サラリーマンを装ってママチャリで自転車通勤をしているのです。ですから「北海道の自転車乗り」としての資格が充分にあるんですよ。さあ、先生もやまちゃんに続くぞ。北海道に自転車専用レーンを!
先生の通勤路です。はっはっは。やまちゃんが北海道のどこぞのど田舎にお住まいなのか先生は全く知らないこともないんですが、先生の住んでいる首都札幌には、こうしてちゃんと歩道に線が引かれて、既に自転車専用レーンがあるんですよ。はっはっは。悪いねー。
んん? ちょっと待てよ……。
……。
先生は今、ママチャリでジムカーナの練習に励んでいます…。
奇跡の脳
1年くらい前だったでしょうか。先生は飛行機の中で何気なく手にした機内誌の中に、竹内薫がジル・ボルト・テイラーの"My Stroke of Insight"を訳している最中だという記事を見つけました。それからずっとこの本の刊行を心待ちにしてたのですが、他に読んでいる最中の本がいくつかあったので、すっかり読むのが遅くなってしまいました。
話がそれますが、他に読んでいた本とは、シモーヌ・ヴェイユ、スーザン・ソンタグ、須賀敦子の著作や関連本です。ジル・テイラーも含めてみんな女性です。なんか最近の先生は女性の著作ばっかり読んでいます。どうしてなのかはよく分かりません。
「奇跡の脳」の内容は竹内薫の記事やNHKの特番である程度知っていました。中でも先生が衝撃を受けたのは、「時間が流れている」という感覚も、「私のからだの境界」という感覚も、脳の中で作り出された概念に過ぎないということです。もちろんそんなことは先生だって、ずっと前から頭の中では考えていましたよ。でも脳出血で左脳機能を現実に失っていくひとりの脳科学者の「体験談」は、凡百の理論書よりも圧倒的な迫力を持って語りかけてくるのです。
右脳人間となった彼女が「自分の境界」を失い、自分が世界とつながっているような「多幸感」に包まれ、元に戻りたくないとさえ思ったことは非常に興味深い。ですが先生は、むしろ彼女が左脳機能の回復とともに感情の起伏などを「他人や外部のせいにすることが自然に思える」ようになったとき、そのときにふと気づいた「感情はからだの中の感覚であり、自分の脳以外には誰も何かを感じさせる能力などないのだ」ということに感銘を受けました。
これは、コアな読者ならご存知の、先生が以前某所で書いた次の言葉にもつながると思いました。
どうしようもなくつらいとき、自分は本当につらいのだろうか、つらい自分を演じているのではないだろうかと、一度自分を疑ってみるとよい。少し楽になっただろ。
本当の幸せはあなたの中にあります。
彼女はその感情が90秒以上続いたとき、それは左脳がその感情を選択したのだといいます。
そしてまた、この自分の脳の存在のさとりは次のことと無関係ではないと思います。
彼女は左脳機能を失ったときの多幸感を、前半では「神の宿る右脳」といっていますが、後半では「ニルヴァーナ(涅槃)」と表現しています。先生は彼女の宗教的バックグラウンドを知りませんが、西洋人から突然仏教用語が飛び出すことは意外に思えます。おそらく「自分が宇宙とひとつだ」という感覚が、創造主としての人格神よりも、涅槃や「さとり」によりマッチしていったのでしょう。
彼女はずいぶんと左脳の悪口を言っていますが、先生には愛情のこもった悪口に思えました。なにしろ彼女は再び左脳機能を取り戻すことを選択し、私たちにその体験を伝えるために帰ってきたのです。もし左脳の悪口が書いてあったとしても、それは左脳の仕業なのです。
最後に、先生は今、ただ微笑むことしかできない人や、ただうめき声をあげることしかできない人と関わることが多いのですが、彼らにも彼らの世界が存在するのだという思いを強くしたことが収穫でした。それと驚くのは、彼女は倒れてから自宅のリハビリに入るまでの5日間、血腫除去術を受けてからの5日間、こんな大病なのに合計わずか10日間しか入院していないことです。さすがアメリカですね(いろんな意味で)。
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