将棋
先生は、将棋を見るのが好きです。毎週週末は、NHKで将棋を見ます。きっとみなさんは、テレビで将棋を見る奴は、将棋をさす奴だという固定観念をお持ちでしょうが、先生は自分ではやりません。コンピューター将棋でも、最低レベルにしても勝ったことがありません。あくまで、見るのが好きで、羽生頑張れーとか、先崎最近顔を見ないぞー、とか、あと本屋で将棋雑誌を立ち読みして、順位戦の順位を確認したりします。
いいじゃないですか。みなさんは、ワールドカップ、ワールドカップってうるさいけど、自分でもサッカーやってますか。きっと、たいして、いや、ほとんどやったこともないくせに、騒いでるんでしょう。いや、いいんです。巨人ファンだって、毎日キャッチボールしているわけではありません。
将棋界も、見るだけのファンを獲得しなければいけません。ワールドカップやプロ野球が、練習風景だけでもニュースになるのに、どうして将棋は、名人戦でさえもニュースにならないのでしょう。
それにしても、丸山前名人といい、森内新名人といい、無冠のまま名人に付くという異常事態が続いています。あ、いや、いいんです。誰も興味ないですね。
制作意欲
先生は本当は芸術家タイプで、間違ってこんな職業になってしまいました。芸術家なので、締め切りがいつだろうと、内から湧き出るものがないと、手がつきません。先生は、原稿が溜まりまくってきてて、みんなのように、日本代表の左サイドを誰にするか悩んでいる暇がありません。
やる気
先生は、「やる気はあるんですぅー」
という言い訳は聞き飽きました。
本当にやる気のある奴は、自分でやる気があるって言いません。先生は、イチローやナカタが、俺ってやる気あるじゃんって言ってるのを聞いたことがありません。
やる気ですかぁー!
やる気があれば、何でもできる!
いちっ、にっ、さんっ
(皆さんご一緒に)
だぁーっ!
BIS
先生はきのう、とある病院で、久しぶりに麻酔をやりました。エーテルのオープンドロップ以来ですから、かれこれ30年ぶりぐらいだったので、ちょっと戸惑ったことがありました。
BISという器械が用意されてたのです。これは、脳波を元にして、詳細は非公開の演算によって、麻酔の深さが点数で出てくるという、怪しげな代物です。
先生は、他人が考えた、しかもどういう根拠で算出されたのかよくわからない数値を有り難がるような、非科学的な人間じゃないので、「こんなもの使うかいっ!」って敬遠したたのです。
その上、麻酔が「深い」とか、「浅い」とかっていうこと自体、定義があいまいですし、もっと考えると、そもそも「麻酔」を定義づけること自体が不可能に近い至難の業です。
そんな、突っ張ってた先生ですが、いざ、そのBISとやらを目の前にしますと、意固地になってた自分が簡単にどこかへ行ってしまいました。だって、100点だったのが、すぅっと30点になるんだもん。すごいねーって、すっかり、そこらへんの麻酔科医たちと同じレベルの人間になってしまいました。
と、浮かれていたのもつかの間、突然BISは、看護師長の○○くんによってバスタオルで隠されてしまいました。
「すいませんねー、先生。今、麻酔科医にはブラインドで、研究中なもので。」
おいおい、○○くん、麻酔科医を試験するようなマネは、やめてくれたまえ!
先生
どうしてみんな、ドクターのことを先生って呼ぶんでしょう。医師っていうぐらいで、やっぱ師匠だからでしょうか。それなら、今度から、看護師さんのことも先生って呼ぶんでしょうか。でも、弁護士さんや代議士さんも、先生って呼ばれてます。
先生の大学では、低学年の学生は、陰で教授のことを呼び捨てにしてるの、先生は知ってますよ。試験前なんか、
「○○って、底意地悪いよなー」
なんて会話が筒抜けです。
でも、高学年になってポリクリなんか始まっちゃうと、逆に先生たちが学生に向かって
「今日の先生たちの実習は・・」
なんて学生を先生呼ばわりするもんだから、教官を呼び捨てにする学生は激減します。
こうして、業界の悪習に染まっていくんですね。
ところで、先生は、教官だから、自分のことを先生って呼んでもいいんです。でも、基礎医学の学会に行くと、お互い「さん」付けで呼び合うんですよ。とっても新鮮です。
ほぼ乗っ取り完了かな。
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