開封!そしてネット設定の巻
さっそく、開封。見た目はさすがにかっこいい。適当に小さいし、軽い。ところが、バッテリーを入れてみてびっくり、重い! これは盲点だった。店頭では大抵バッテリーを抜いた状態で置いてある。それを持ち上げてみる時は、バッテリーの重さを考慮する必要があったのだ。まあ、許せるかな。これでL1にしていたら大変なことになるところだった。旅のお供にするためには、2kgじゃなくて1.5kgを限界とするべきだろう。
ACアダプターは予想以上に小さくて軽かったが、それにしても一緒に持ち歩くとなるとかさばるのはやむを得ない。これからはもっと小さくて軽いマシンでもいいなと思った。
スイッチを入れると、Windowsスタートのかっこいいサウンドとともに、青を基調にしたLet's noteの美しいデスクトップ画面が現れた。感動的な瞬間である。ちなみに液晶には全く問題なし。家で見るからかもしれないが、店頭品より一段と美しい。良い液晶が当たったのだと思われた。CD-R/RWのセットアップもなんなく終わり、使いもしないのにB's Goldなんかもインストール。いつ使うことになるか分からないが、リカバリーディスクとやらも制作した。
続いて、 自宅からネットへの接続の設定だ。モデムを内蔵モデムに登録し、ダイヤルアップネットワークから、「新しい接続」を選んで、いろいろプロパティを設定する。この辺は、MACよりも複雑で分かりにくい。まあしかし、その昔NEC98でパソコン通 信にはまっていた事もあったし、なんとか成功した。
翌日、職場からのLAN接続。こちらは、ネットワークでLANアダプターのTCP/IPを設定する。まあ、これもいいんだけど、「ダイヤルアップしない」を設定しておかないと、電話をかけ出すから困ったものだ。幸い、クイックコネクションセレクターというユーティリティが付いていて、モデムかLANかをすぐに切り替えることができるので便利だ。しかし、これが無かったら、私にはちょっと大変だろうなと思う。
ところで、モデムの設定は何種類か用意できそうだが、LANの設定は無理なんだろうか。無理なんだろうな。研究室と手術室ではルータアドレスが違うので、いちいちIPアドレスを打ち直さなくてはならん。ゲートウェイも2種類登録しておくとうまく作動しないようなので、これもいちいち打ち直しだ。まあ、いいか、週1回ぐらい。
ということで、数日経つとだいぶ慣れてきた。Winの基本動作にはそう苦痛を感じなくなった。かえって、MACで右クリックがないのが不便にさえ感じる。しかし、やっぱりWinは許せん!と思った出来事があった。ネットワーク・プリンタへの接続である。
この点MACは優秀だ。ルーター内であれば、何の設定もいらない。ただLANに配線さえし、セレクタを開くと勝手にプリンタ名が現れる。ところが、B5ERではそうは簡単ではなかった。いろいろ苦闘したあげく、プリンタに登録されていた適当なローカル用のIPアドレスを正式なものに設定し、B5ERでは「ネットワークコンポーネント」にNetBEUIを追加して設定した。さらに、「プリンタの追加」でウィザードに従って設定していくが、それでも自動的にはプリンタを認識してくれず、結局プリンタ側からBios名などの情報を印刷させて、それを見ながら手動で設定した。実に疲れた。
まあ、愛しいB5ER君には責任はないのだ。ゲイツ君にもうちょっと考えて欲しいものだ。
「れっつら〜」になった日
2001年1月27日(土)、記念すべき私が「れっつら〜」になった日である。さて、どこで買おうか。本当に値崩れしていないのだろうか? ネットで調べると、秋葉原では23万円台のところもあるようだ。
さっそく、札幌市内中の店に電話をかけまくって、在庫の確認と値段を聞いた。○○○○カメラからは、売り場が忙しくて担当者が電話に出られないと言われた。その他の店では、○○○電器に1台あるだけ。259,800円で、現金なら10%の商品券がつくという。ちなみに、ここは結構型落ちが豊富で、L1の古いタイプが16万円ぐらいで売ってたりするらしい。店員の知識も高いし、安心かもしれない。
とりあえず、ゴールドカード会員だし、今月限り現金・デビットカードなら13%還元ということで、○○○○カメラに向かう。在庫があることを願いながら。
さすがに13%還元の土曜日ということもあって、売り場は超混雑。全く店員がつかまらない状況であった。電話に誰も出ないのもうなずける。いろいろ拡張・周辺機器についても聞きたいので、詳しそうな人を捜す。大型家電店にそれを求めるのはお門違いかもしれないが、店員の知識レベルという点では、昔は?のついた店だし。
しかし、どうにもつかまらないので、仕方なくカウンターにいって、パナソニックなんだけど、というと、若い女性店員を紹介された。大丈夫かいな?と一瞬思ったが、どうやらパナソニックからの出向らしい。
結局、本体259,800円、CD-R/RWがKXL-RW21N、約3万5千円、128Mのメモリを増設して、30数万円の買い物となった。メモリ増設は、店でしてもらったのだが、数千円の技術料を取られた。初心者だから仕方ないと思ったが、後でマニュアルを見て、腹底の蓋を外してみると、至極簡単であることが分かって後悔した。Winノートでは初心者だからと、卑下になってしまったのがいけなかった。これまでMACでは何度も自分で箱空けて増設してたじゃないか!
Winノートでは、起動ディスクに成りうるか?というのが問題らしい。例えば、ハードディスクがクラッシュしてCDから立ち上げなければならない場合、CD-ROMドライブなら何でもいいかというと、そうじゃないらしい。未だによくわからないのですが、だいたい、CD-R/RWドライブがCD-ROMドライブとして使えるかどうかということさえ良く知らなかったのだから。
まあ、起動ディスクはフロッピーでいいという話もあるが、どうせ外付けつけするんならできた方がいいし、どうせ金払うなら、R/RWの方がいいに決まってる。 この点については、またまた「れっつら〜」達にお世話になった。どうしたらいいか、ヤフーの掲示板の、「トラックボールがんばれ!」 で相談したところ、すぐに複数の方から解答とアドバイスをいただいた。さすが、れっつら〜である。
結局、携帯性と、起動ディスクとして使えるということで、同じパナソニックのRW21Nにした。型落ちの20Nの方が5,000円安かったのだが、書き込み4倍と6倍の差は5,000円以上だろうと判断した。
これで私も「れっつら〜」になりました。まだまだ苦闘は続きます。ベテランれっつら〜の皆さん、よろしくお願い申し上げます。
価格とキータッチで再び悩む
心を決めた私は、2001年1月17日(土)、最終確認をするために近くの安売り家電店にCF-B5ERを見に行った。げげ!269,800円もするの? これにCD-ROMつけて、メモリ増やして、SCSIカード買ったら、完璧に30万円超えちゃうじゃない!
何で値崩れしてくれないの? そこで他のメーカーの製品の値段も調べてみる。ぎょえ!SONYのVAIO PCG-Z505CR/Kが22万円で売ってる! これって、Pentium IIIで、しかも、750Hzだよな。なんで、650HzのB5ERより安いの? CeleronのZ505C/BPに至っては、17万円台で売ってる・・・。しかも外付けCD-ROM付き。
NECはどうだろう。な、なんと、LM600J/52DCが20万円、CeleronのLM50H/52DCは17万円、CD-ROMも付いてるから、もっとお買い得だぞお。それに、NECはキータッチが非常に良い。
これでもはや、B5ERに有利な点は認められない。拡張性?カードを増設すればいい話だ。唯一の利点は、トラックボールしかなくなった。トラックボールというだけで、5万円プラスCD-ROM代を出す価値があるのか?
ここまで、2ヶ月以上、雑誌やネットで情報を集めまくり、悩みに悩んできた私はもう疲れてしまった。もうノートパソコンなんていらない…。
まるで、そんな私の姿を見透かした神の仕業のように、一通のメールが舞い込んだ。それは、来る3月の日本生理学会シンポジウムの採用通 知だった。そして、「OHPまたはビデオ・プロジェクターを使用、パソコンは持参のこと」と 付記されていた。ちなみに、私の研究テーマは、細胞内のカルシウム濃度の動的変化である。 はっきり言って、画像が勝負、できれば動画で勝負したい。あの美しいカルシウム蛍光を、歪んだOHPなんかで披露したくない。是非、パソコンでプレゼンしたい! それに、3月ならもう時間がないぞ。いや、セットアップしたり使い慣れたりするためには、もう遅いぐらいだ。今すぐ欲しい!
神は本当にいるのか?。これまでさんざん雑誌を買ったり、カタログを持ち帰ったりしていたので、妻は私の気持ちを知らないはずはなかった。それなのに、全くといっていいほど関心を示さずにいたし、私も言い出せないでいた。それが、その日に限って彼女から口を開いたのである。
「もうだいたい決まってるんでしょ、欲しいの。」
なんだか、文体といい、夫婦の会話が登場するあたりといい、色使いといい、すっかり「つれづれっつのーと」に似てきたが、まあ、いいや、購入にあたってこのページから受けた影響は 並々ならぬものがあったし。敬意を表しての模倣ということです。
「うん、惚れたのがあるんだけど、他のメーカーで同じかそれ以上の性能のものに比べてめちゃくちゃ高いんだ・・・・。」
「いいんじゃないの、後で後悔するだろうし。」
この一言で決まりであった。
人生、何かが決まる時には、すべての要因がその方向に向かって決まるものだ。結婚だって、ただ好きだというだけでできるもんではない。 自分も、相手も、その家族達も、あるいは職場の環境とか、その他できちゃったとか、いろんないろんな状況がすべて「結婚」という方向に向かった時が決断の時だろう。ちなみに、できちゃった婚と思われては心外なので付け加えておくが、私には子供はいません、どこにも。
素晴らしい「れっつら〜」 たち
前項でも述べたが、私はせっかくの高い買い物なので、ありきたりなものではなくて、こだわりと愛着を感じるマシンが欲しい。以前も、マークIIが余裕で買えるお金で、プジョー205GTIなんていう小さいフランス車を買ったことがあるぐらいだ。いくら他人が乗っていないからと言って、現代やマレーシアの国産車を持つ気にはなれない。プジョーなら、どこかにマニアにいそうでしょう。
海外メーカー(IBM以外)もいいのだが、そのメーカー製品を持つことで、誇りを持てるような感じが欲しかった。たとえば、NEC98全盛期の日本のMACユーザーである。少数派ではあったが、最高のユーザーインターフェースと、こだわりのデザインは何物にも替えがたい誇りであったはずだ。そのような少数集団だからこそ、「MAC使い」とか「MACな人」という称号をいただけるわけである。
果たして、Winマシンでもそのような物があるのか? あったのである。それはやっぱりパナソニック・レッツノートであった。たとえば、FPANAPCという集団だ。ニフティのレッツノート・ユーザーの集まりらしいが、今ではすでに松下電器の圧力団体とまで化している。トラックボールの復活を成し遂げた功績は大きい。
彼らは、自らのことを誇らしげに「れっつら〜」と呼ぶ。さらに、そして、ちまたには、我が愛機の使用改造レポートを掲載したホームページが溢れている。中でも私は、「つれづれっつの〜と」が気に入っている。
決定的だったのは、かつて私が音楽の師匠として敬愛した坂本龍一教授のノートマシンであった。実験的音楽作品をちょっと披露するのに使っていた。何使っているのかなと、凝視して驚いた。レッツノートじゃん!たしかに、FPANAPCで調べると(れっつら〜有名人のリンクまである)、トラックボールのCF-S21であることが判明した。
こうして、私の気持ちは結局パナソニック・レッツノートに戻った。しかし、この時点では、液晶が小さい、さっぱり値崩れしない、そしてCD-ROMが別 売りということが原因で、まだCF-B5ERは心になかった。第一候補はCF-L1GA、そして、CD-R/Wを内蔵できるCF-M2EVやM2XRも視野に入っていた。
そこで、レッツの各ラインナップを再び店頭でいじっていたわけだが、どうも画像や動画ファイルをいじる時のぎこちなさをL1とM2に感じた。どうしてだ? ペンチウムIIIの500と650だぜ。よくよく勉強してみると、落とし穴があった。ビデオチップは、L1にはSMI Lynx SM4、M2に至ってはいまや生産中止、一世代前のNeoMagicが搭載されでいるではないか!パソコン雑誌を見ると、これから買う人はRage MobileM4搭載機を買いましょうと書いてある。
そこで急にRage Mobile搭載のCF-B5ERが魅力的になってきた。なるほど、実に軽快に動くではないか。それに、ここまで「れっつら〜」達がレッツノートにこだわる最大の要因は、このトラックボールにあるのではないか? 急にCF-B5ERに惚れてしまった。こうなると、それまで欠点と感じていたことまでが魅力的になってくる。画面 が小さいのは全く気にならないって、「新幹線通勤の日々」はじめ、みんな言ってるじゃないか。うん、たしかに気にならない。なんと言っても、最新のポリシリコン液晶だぜ、美しいに決まってるぜ。それまで、特別 美しいとは思っていなかったくせに、最新のポリなんとか液晶、と聞くだけで妙に美しく思えてくるので不思議だ。L1では大きすぎる。それに、これくらい厚い方が頑丈そうで安心だ。いやはや、もう「あばたもえくぼ 」となってしまった。
エイサーとGatewayが急浮上!
混乱に陥ってる最中、偶然、雑誌の広告で目を奪われた機種があった。日本エイサーのトラベルメイト350である。なんと、A4の14インチで、重さ1.8kg、しかもL1よりも薄い。シリアルなどの拡張も全部内蔵! すごいのは、オプションでリモートコントローラーが付けられることだ。これなら、ビデオプロジェクターでのプレゼンの時、パソコンから離れた位 置でもスライドを制御することができる。何てかっこいいんだ!
この日から心はトラベルメイトに奪われる。しかし、世界的にはメジャーでも。日本では無名のメーカーゆえ、 店頭で見ることはほとんどない。いろいろ調べたが、札幌に居る限り、通販で手に入れるのが現実的だ。
そこで、日本エイサーのホームページを見る。これが重いページなんだな。まずそれが気になった点。もし買った場合、ここに頻回にアクセスして、アフターケアを受けたり、ドライバ類をダウンしたりするわけだろ、ちょっときつい。ヨドバシカメラでも 通販してるけど、通販で買っても札幌店でちゃんとケアしてくれるのかな。やはり不安である。
それなら、他の海外メーカーはどうだろう。とにかく私がIBMやNECやSONYに踏み切れない理由は、他人の持っていない珍しいマシンが欲しい、という点につきるのではないか?わがままといってしまえばそれまでだが、エイサーは珍しすぎる。他人が持っていないとはいっても、少しは仲間がいて、愛着ぶりを共有したいのである。
たとえば、DELLのインスピロンだ。インスピロン3800なら4色のボディカラーが選べるし、4000なら4色のパームレストまで用意されている。黒いボディに黄色の背面 と黄色のパームレスト、これはなかなかないぞ。自慢できるぞ。しかし、3800はSVGAなのと、4000は重量 オーバーで断念した。
海外メーカーなら、Gatewayもいい。札幌にも支店があるから、アフターケアは心配ない。特にSolo 3350はいい。3色のメタリックカラーは非常にセンスがよいし。特に女性にはおすすめではないだろうか。12.1インチのXGAだし、ペンチウムIIIだし、パラレルやLANも内蔵で、1.6kg。しまった、もっと真剣に検討すれば良かったかも。大通 りの店まで行くのが面倒だったからなあ…。
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