2018/12/27

墓銘録2018その5 アラン・ロングミュアー

2018.07.02 アラン・ロングミュアー

アラン・ロングミュアー

小学校時代に私と一番を争ったケンちゃんは一見するとメガネをかけたガリ勉タイプだったが、意外にも私よりずっと先に洋楽にはまっていた。私もカーペンターズに夢中となりこれでやっと追いついたと思ったのだが、そのとたんにケンちゃんはカーペンターズなんかもう二度と聞かないわと言ったのでショックを受けた。どうやら、「緑の地平線」からシングルカットされた「オンリー・イエスタデイ」までは良かったが、次のシングルカットの「ソリテアー」がずいぶんお気に召さなかったらしい。

このときのケンちゃんのお気に入りはジョージ・ハリスンの「ディン・ドン」とかクイーンの「キラー・クイーン」とかであり、もうポップスは卒業してすでにロック少年への道を歩み始めていたのである。そのケンちゃんが見つけた期待のブライテストホープがベイ・シティ・ローラーズだった。「バイ・バイ・ベイビー」は名曲だと言って自慢げにそのシングルレコードを見せびらかせてくれた(実はバイ・バイ・ベイビーはフォーシーズンズのカヴァーであり元々名曲だったことを知ったのはそれからずっと後の大人になってからのことである)。

その後私たちは別々の中学へ進み交流は途絶える。私は都会に出て様々なロック少年たちと出会い、人並みにツェッペリンやパープルにはまり、ベイ・シティ・ローラーズってロックじゃなかったんだ、と思うようになる。テレビの洋楽番組で、メンバーが女の子に引っ張られて舞台から落ちてるのに演奏が止まないことから、こいつら自分で演奏してなかったんだと思いこむ(海外のテレビでは口パクが当たり前と知ったのはつい最近のことだ)。

大学生になると、ケンちゃんは学生バンドを結成して活躍しており、そこそこ有名なんだと風の便りで知る。あれからケンちゃんがどんな音楽に出会い、どんな音楽をやってるのかはわからない。まさか今でもベイ・シティ・ローラーズってわきゃないわな、とは思ったりした。

さて、普通のオッサンになってみると、一周回ってベイ・シティ・ローラーズもあれはあれで良質のポップスだったのだなーと思える。ケンちゃんはどう思ってるんだろう。フェイスブックで探してみたら簡単にケンちゃんを見つけることができた。便利で恐ろしい世の中になったものだ。あのケンちゃんも仕事が終わった後のビールが楽しみな普通のオッサンになっていた(私はのまないが)。そしてアラン・ロングミュアーの訃報に接して、ベイ・シティ・ローラーズの写真をあげていた。やっぱりケンちゃんも懐かしく思ったのだろう。一周回ったのかどうかはよくわからんが、たぶん私と同じで回ったのだろうな。

ところで皆さん、アラン・ロングミュアーってどの人だか覚えてましたか。私はロングミュアーと聞いて、てっきりドラムの顎骨がすごい人の方だと思ってました。なんか、一番ハンサムともいえるし、一番地味ともいえる顔ですよね。ちょっと思い出すのに時間がかかってしまいました。

その後ケンちゃんにはフェイスブックで友達申請してみましたが、ナシのつぶてです。まあ無理もありません。私、名前も顔もロシア人みたいになっちゃってるからなあ。まさか小学校の同級生だなんて思いもしないでしょうね。そこでメッセージで「れいろうのみず・のはひろく」って小学校の校歌の歌詞を送ってみたのですが、やはりダメなようです。きっと怪しい宣伝か詐欺かなんかだと思われてるんでしょうね。


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2020/07/26

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