2017/10/07

ほぼ日手帳2018 ジッパーズからオリジナルに戻れるか?

ほぼ日手帳を使い続けて今回で9年目に突入する。

私がここ3年間使用しているカバーは、オリジナル(バタフライストッパー)ではなく、ジッパーズだ。具体的に言うと、ほぼ日手帳2015のfog linen workのシャンブレーシアンである。

fog linen work シャンブレーシアン
シャンブレーシアン

ところが、3年も使い続けていると、私のシャンブレーシアンは手垢にまみれ、ところどころホツレも目立つようになってきた。

私のシャンブレーシアン

そこで今年は奮発して、カバーの新調を決断した。

今年もジッパーズだな、と思っていた。一度ジッパーズを使いだしたら便利過ぎて、もう元に戻ることはできないと思ってたからである。

私のジッパーズ

ジッパーズはいい。ペンを2本、3本収納するぐらい朝飯前だし、A4の書類も折りたたんでしまいこんでおけるし、その気になればスティックのりだとかハサミだとか、文房具をなんでもかんでも突っ込んでおくこともできるし、右側の網ポケットにはレシートとか大事なものを入れておけば落とす心配がないから安心だ。ていうか、ジッパー閉じちゃえば、収納したものすべてについて落ちる心配が無用なのである。

ほぼ日手帳には、私の大好きなPORTERも参戦している。私は昨年、ほぼ日手帳2017のラインナップを見ていて、コットンとナイロンで編まれたポーチのようなカバーが気に入った。シャンブレーシアンがまだ元気だったので買わなかったけど。

PORTER Any(ブラック) - ほぼ日手帳 2017
PORTER ANY

これなら、私が愛用しているPORTERのショルダーバッグ、
DEEPER | SHOULDER BAG | 吉田カバン | YOSHIDA & CO., LTD.
PORTER BAG

あるいはPORTERの長札ウォレット
PORTER SMOKY | WALLET | 吉田カバン | YOSHIDA & CO., LTD.
PORTER WALLET
とも相性ばっちりである。

そういうわけで私は昨年から、「今度買うならPORTERのジッパーズだな」と、密かに決心していたのである。

ところが、今年のラインナップを見て、私は愕然としたのだった。

PORTER Custom
PORTER CUSTOM

なんと、ナイロン製でウレタンコーティングを施された、ツルツルテカテカに生まれ変わってしまったのだ。勝手な思い込みに過ぎないが、これは私の考えていたPORTERらしさではない。

他のジッパーズにしようか、とも考えたが、どれも今ひとつピンと来なかった。

今年も留年して、中身の手帳だけ買おうかな、と諦めながらラインナップをずうっとスクロールしていった。

オリジナルの最後の作品にたどり着いたとき、私は目を奪われて離せなくなった。

・THE BEATLES / BLACKBIRD - ほぼ日手帳 2018
BLACKBIRD

久しぶりにピンとくる作品に出会えた。松田聖子風に言うとビビビである。実に味わい深い臙脂色に、ビートルズの曲BLACKBIRDにちなんだクロウタドリのかわいいイラストが描かれている。元ビートルマニアで元ロッカーで現「鳥ヲタ」の私にはピッタリではないだろうか。いや、私に買ってくれと言っている、さらには、私のために作られた、と言っても過言ではないぐらいだ。

私は決心した。今年はBLACKBIRDでいく! 私はツイッターで、誰かに向かってそう宣言もした。

みんなが9月1日発売のカバーをさっそく手に入れて、ツイッターとかで嬉しそうにお披露目しているのを尻目に、私はじっと我慢しながら、このビートルズシリーズが発売される10月1日を心待ちにしていたのである。

一ヶ月は長いだろうか、短いだろうか。一般的には長いようで短い、というのが正解のような気もするが、この一ヶ月は私にとっては長かったといえる。というのも、私は再び迷いだしたのである。つまり、私に再び迷わす暇を与えることができるほど、一ヶ月という期間は長かったということだ。

運命的な出会いを感じるほどデザインに一目惚れしたBLACKBIRDではあったが、機能的にはバタフライストッパーのオリジナルに過ぎない。この3年間で、たっぷり収納できるジッパーズにすっかり慣れてしまった私を、BLACKBIRDはそのデザインだけで満足させることができるのだろうか。

9月の中旬、私は仙台ロフトのほぼ日手帳売り場にいた。なぜ仙台にいたのかは別の話なんで省く。仙台駅を出ると、「Loft」という大きな看板が目に入り、私は吸い込まれるようにそこに入っていったのだ。

9月1日に発売された新ラインナップの現物を次々と手にとって、私はその感触を確かめていた。そこで目に留まったのはこれである。

minä perhonen / mermaid(green) - ほぼ日手帳 2018
mina perhonen mermaid

豪華なイメージのジッパーズだ。ウェブで見たときはそれほど魅力を感じなかったんだけど、実際に見ると細かい刺繍がすごい出来栄えである。それから、なんといっても手触りが素晴らしい。手触りに関しては唯一無二と言っていいかもしれない。いつまでも触っていたいほどの心地よさである。

そうやって何年も手触りを楽しんでいるうちに、表面の緑の生地が少しずつ擦り切れて、生地の裏に隠れているカーキ色があらわれ、また違った感じになっていくそうである。うーん、楽しみ。

模様は一見すると魚のウロコのようであり、また波のようでもあり、初めは「海」を連想させる。しかし見つめているうちに、配色が緑と黄色の組み合わせなので、なんとなく「森」のような感じもしてくる。そう感じると、魚のウロコに見えていた模様は、木の葉のようにも見えてくる。いや、鳥の羽の模様にも見えてくるし、そうそう、蝶の羽だ、蝶の鱗粉の拡大写真にも見えてくる。おまけにタグには蝶のマークがついているし。

ひょっとして、「蝶ヲタ」の私にはピッタリではないだろうか。いや、私に買ってくれと言っている、さらには、私のために作られた、と言っても過言ではないぐらいだ。

だけどどうだろう、リンネルやメルに出てきそうなナチュラル系女子が持つと似合うような気がするが、果たして還暦近いオッサンが持つとどう見えるのだろう。オッサンが大阪のオバチャンファッションを纏っているような、そう、ピコ太郎のような感じになるのではないだろうか。だいたい、オッサンがマーメイドなんて名づけられたカバーを持ち歩いていいのだろうか。気持ち悪い。

いや、だがしかし、人からどう見えるのかなんて、ぜんぜん全くどうでもいいことなんではなかろうか? 要は自分が気に入るかどうかであって、他人の評価なんか関係ない。それに、なんといってもジッパーズである。これにすれば私はジッパーズから離れる不安を一切気にしなくていいのである。

私は、オリジナルジッパーズ・mermaidを買うことを決心して北海道に帰ってきた。

数日後、私はやっぱりオリジナルジッパーズ・mermaidを買うことはやめて、結局のところ初志貫徹でBLACKBIRDにすることに決めた。←「なぜか笑介」なら「ズッ」が入るところ

問題はただひとつ、ジッパーズから離れてオリジナルに戻れるかどうか、ということだけなのである。

そこで私は、昔使っていたバタフライストッパーのオリジナルカバーを引っ張り出してきて、しばらく使ってみて慣れる努力をすることにした。

オリジナル古

懐かしいなあ。ほぼ日手帳2012の最もシンプルなオリジナルカバーのグリーンである。これは私の持っている中では二番目に古いカバーだ。けっこう年季が入っている。

オリジナル古2

え、こんなにポケット狭かったっけ? 名刺もカードも入らないじゃん! とか思ってしまった。ジッパーズの幅広いポケットに慣れすぎていたのだ。オリジナルのポケットには、名刺やカードは縦にして挿す、っていうことすら、すっかり忘れていたのだ。

オリジナル古3

こうして私は手帳本体をジッパーズから手持ちの古いオリジナルに移し、オリジナルでも不便を感じなくなるよう、オリジナルの感覚を取り戻すべく、訓練を開始したのである。

10月1日、私はすっかりオリジナル・バタフライストッパーの感覚を取り戻していた。

もう何の心配もない。結局は、ジッパーズに収納していた複数の筆記用具や文房具、折りたたんだ書類などは、入れて持ち歩くことで単に安心感を得ていただけだったのだ。今まで実際にそれらを使用する機会があったかとよくよく思い直してみれば、そんな場面はごくごく限られていたのである。

どうしても必要だというときは、別にペンケースを用意したり、あるいはそのときだけ、例えば出張のときだけちょっとジッパーズに戻して持っていけばいいだけの話だ。

そして私は10月1日の午前11時、探鳥会の途中でスマホを取り出し、BLACKBIRDをポチったのだった。

箱

到着しました。9月発売で手に入れた多くの愛好家の方々よりは1ヶ月遅れましたが、ようやく私も仲間入りです。

開封

開封です。このサイコロは使い道ねえなあ……。

BLACKBIRD

予想通り、いや予想以上に素晴らしいデザインです。今回のビートルズシリーズ4種類の中では、ずば抜けていいんじゃないかな。案の定、すぐに売り切れで再発売決定のようです。やっぱり10月1日にポチっといて良かったあ。

BLACKBIRD2

裏表紙を「FLY」としたのも素晴らしいセンスです。この名曲の歌詞の中で最も大事な単語といえば、このFLYに尽きると思います。まるでポールの歌声が聞こえてくるようではありませんか。

あえて難を探せば、このタッセルがちょっと大きすぎて邪魔かな、という点です。たしかにデザイン的には鳥の足のようでもあり、なかなか良いと思いますが、果たして3年後、ハードユースに耐えて無事に残っていてくれるでしょうか。

総じて、とても満足のいく買い物をしたと思います。まだ新品特有の、油のような臭いがプンプンします。なんだか、これから汚れていくのかと思うと、不憫に感じます。せっかくデザインに惚れて買ったのに、カバーをするのも本末転倒のような気もしますが、なんとなくしばらくはカバーをしておきたい気分。

ほぼ日手帳では、オリジナルの中でも最もシンプルなカラーズなどについては、カバーオンカバーというカバーのカバーが発売されていますが、BLACKBIRDには使えないようです。

なにか良いカバーはないものか…。

あ、ありました。

BLACKBIRD IN ジッパーズ

つい最近まで使っていたジッパーズの中に入りそうです。

BLACKBIRD IN ジッパーズ

そのまま広げて書けます。意外と違和感ないぞ。

BLACKBIRD IN ジッパーズ

使い終わったら、おやすみブラックバード、というかんじで閉じます。

BLACKBIRD IN ジッパーズ

このままジッパーも閉められそうです。

ああ、これいい使い方だな。しばらくこのようにして使おうと思います。

ジッパーズによるカバー・オン・カバー、あるいは、オリジナル・バタフライストッパー・イン・オリジナル・ジッパーズ。一挙両得、一石二鳥。

なんか本末転倒な感覚は捨てきれてませんが、それが主題でこのエントリー書き始めたような気もしてきました。じゃ。

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