2012/02/15

女子カーリングのプログレッシブ・ロックな世界

皆さん、こんにちは。もりあがったカーリングの日本選手権、女子は中部電力が連覇を果たしましたね。決勝であと一歩のところまで追いつめたロコ・ソラーレの健闘も光りました。

さて、カーリングはひとまずおいといて(いきなりおいとくのかよ)、先生の趣味は70年から80年代に活躍したプログレッシブ・ロック・グループのメンバー変遷を書くことです(おいおい、やけに唐突だな)。なかでも先生はイエスが好きなので、イエスのメンバー変遷を中心にして書くことがほとんどです。たとえばこんなかんじ。

イエス相関図
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イエス、クリムゾン、EL&P、ジェネシスなどプログレ界の勇者達の間で繰り広げられる離合集散模様。いやー何度書いてもおもしろいですね。ここではすでにジョン・ウェットンあたりがクリムゾン脱退、UK結成、UK分裂とキーマンぶりを発揮し始めていますが(ほんとは彼を中心に書くとおもしろいのかもしれない)、肝心のイエスはといえば、一人二人の脱退加入は繰り返しているものの、これから大分裂大集合が始まっておもしろくなるのに、っていうところで紙面の都合上終わってしまいました。

カーリングの話をするのに最初から脱線しっぱなしも良くないので、先生はそろそろ本題に入ろうかとも思いましたが、時すでに遅し、先生の手は無意識にスケッチブックをもう一枚破って続きを書いていました。いやー、少なくともメンバー8人になっちまったイエスユニオンぐらいまでは書かせてくださいよ。

イエス相関図2
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80年代に入って突然、中心的存在のリードボーカル、ジョン・アンダーソンがまさかの脱退。リック・ウェイクマンも二度目の脱退。そして、その代わりに加入したのが、なんとラジオスターの悲劇のバグルス! 先生はもんどり打って倒れ込んだりしたものですが、世間のプログレに対する目はどんどん冷たくなり、事実上イエスは消滅します。それでもクリス・スクワイヤがシネマというバンドを結成してなんとか息継ぎをしているところへ、なんとジョン・アンダーソンが帰ってきて、いわゆる90125イエスが復活! ロンリー・ハートが大ヒットします。

再びイエスの時代到来かと思われたその矢先、またまたジョン・アンダーソンが脱退。そしてなんとジョン・アンダーソンは、リック・ウェイクマン、ビル・ブラフォード、スティーブ・ハウといったイエスの黄金期を支えたメンバーと新バンドABW&Hを結成。はっきりいってこっちがイエスじゃね? と思えるところですが、そう簡単にイエスを名乗るわけにもいかず、事実上二つのイエスというバンドが同時に存在することになります。

そうして互いに本家を争って火花を散らすかと思いきや、なんと二つのバンドはほのぼのとした交流の末に、いっそのこと合体しちまおうってんで、8人という大編成のイエスユニオンとなります。キーボード二人、ドラムも二人、ギターも二人です。もう、先生わけわかんね……ってところで、先生のイエスに対する情熱は失せていくことになります。

もちろん8人編成がいつまでもうまくいくはずがないことは誰の目にも明らかであり、またまたメンバーの脱退が相次ぐこととなります。そういうわけで、その辺の詳しい成り行きをもっと知りたい方には(ほとんどいないような気もしますが)、素晴らしいサイトがあります。プログレ・ファンなら必見です。

■ YES相関図
イエス

これはマジでやばいですよね。作った人超天才です。今すぐ画面撮りでもして永久保存しないといけないです。

といったところで、いよいよ本題のカーリングです(ほんとに本題か?)。日本の女子カーリングも、チーム青森イコール日本代表という時代が終りを告げ、中部電力、チーム青森、ロコ・ソラーレ、道銀フォルティウス、それにジュニアの札幌国際大を加えた五強の時代に突入したといえるのではないでしょうか。

チーム青森の前身は小笠原(旧姓小野寺)、船山(旧姓林)らが結成したシムソンズあるいはフォルティウスですが、現在は結成当初からのメンバーは一人もいなくなりました。チーム青森を離れた本橋、小笠原・船山が常呂の旧知のメンバーを誘ってそれぞれロコ・ソラーレ、フォルティウスを結成したのが現在の実力拮抗(あるいは分散?)状態の主因です。

これをプログレッシブ・ロック方式で図に表してみましょう。

カーリング相関図
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ことわっておきますが、先生は別に関係者でもなんでもないので、大きな省略もあるし正確でもないです。でもちょっと楽しめるでしょ。創成期を支えた河西建設とか。

このように、国内で実力伯仲の状態を作り、お互いに切磋琢磨するとともに競技人口も増やしていくというのは、まあ本橋さんの考えたとおりになっていると思います。しかし、現在中部電力が頭ひとつ抜け出たように見えるのは、その他の(主に旧常呂勢の)チームの力が分散したから、と言えないこともないのです。

先生の意見としては、力の分散はしょうがないことであり、一時的な現象である、だから長い目で国内全体のレベルアップを見守りたいというものです。ソチ・オリンピックに出られなくてもしかたがないんです。その次を目指しましょう。

ええ? ソチ出れないの? そうなんです……。このあと、国際大会でよほどぶっちぎりの活躍をしないことには出られない状況に追い込まれていること、知っていましたか? だから、このままだと日本代表は中部電力ということになるんだけど、そうじゃなくて、実力ある選手を選んで選抜チームを作ったほうがいいんじゃないかとか(プログレでいったらエイジアのようなスーパーバンドですな)、そういう話しもすでに出てきており、なんだかゴタゴタが始まりそうな予感です。んー、まさに女子カーリング界はめくるめくプログレッシブ・ロックの世界……。

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2018/10/18

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コメント
せんせー、このYES相関図すごいです! プリントアウトしてトイレに貼ります。
  • berettaM92F
  • 2012/02/15 2:40 PM
これは実際に存在したバンドですが、その他にもジョン・ウェットンとビル・ブラフォードがリック・ウェイクマンを誘ってEL&Pに対抗するトリオを作ろうとしてたとか、クリス・スクワイヤがシネマ結成前にジミー・ペイジを誘ってたとか、未遂に終わったのも含めるとすごいことになりますねー。
  • スミルノフ
  • 2012/02/15 2:56 PM
待ってました! 教授のYES曼荼羅話大好きです。 私もCSNY人脈とジョニミッチェルの相関図を書いてみたかったんですが,面倒なので(オイ)止めました。
  • やまお
  • 2012/02/15 6:34 PM
緊張性頭痛にいくと思いきや。イエスにカーリングときましたか。 なかなかの力作ですね。
  • 眠狂四朗
  • 2012/02/16 8:35 AM
YESいいすね。キンクリやELPまでしかついていけませんでしたが・・・ これを見ていて思ったのは、同時期に3つくらいYESを名乗るバンドが出てきて、本家争いをしても良さそうではないか、と。実際にそういうことはあったのでしょうか?
  • toshimaro
  • 2012/02/16 1:34 PM
イエスの相関図にもの申す。 ピーター・バンクスのフラッシュがない。トニー・ケイも一時期参加。 そのトニー・ケイのデティクティブとバッド・フィンガーがない。 まだまだですなぁ~
  • プログレ野郎
  • 2012/02/17 12:43 PM
ようするに、喰いつきのいいネタを提供したわけですね。
  • あみーゴ
  • 2012/02/17 12:51 PM
>やまお その昔、CSNYとジョニミッチェルの物語を書いてるすごいブログを見つけて驚いたものです。まさか知人のブログだったとは…… >眠さん 予想を裏切ってすいません。 >toshimaro 気がついたらOBばっかだったって例はいくつかありますね。ドゥービーとかELOpartIIとか。 >プログレ野郎さん 先生に突っ込まれても、ってかんじですが、まあさすがですね。バンクスのフラッシュは高校時代にレコード探した覚えがあります。たしかちょっと前にCD化されたんじゃないでしょうか? たしかにこのあたりの創成期はかなり省略されているかもです。しかし、カーリング話の前振りにバンクスやトニー・ケイについてまで詳しく語るわけにもいかず…… >あみーゴさん そりゃあ食いつきどころはまだまだありますよ。
  • スミルノフ
  • 2012/02/17 2:01 PM
カーリング選手の系譜図、大変ためになりました。 まぁ、発祥は常呂ですもんね。 伊藤秀世さんにきれいな系譜図を描いてもらいましょう。
  • かくた
  • 2012/02/20 1:26 AM
yesの相関図すごい!なつかし〜名前がいっぱいで涙がチョチョリ出そう・・ このへんのコアな話題は職場や家庭でも全く相手にされず封印していた私は相関図を見て、一人ニヤケています・・・。 スティーブ・ハウは、ほんとおじいちゃんになっちゃったな〜・・ 日本でいえば高田純次くらいなのに・・。
  • アラ50の元ギタリスト
  • 2012/02/20 10:06 AM
いやー、すばらしいです^^
ジョン・ウェットン氏がからんでいたUriaHeepも加えていただきたいなあ
  • toto
  • 2013/04/05 2:35 PM
コメントは終了しました。

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