2017/03/14

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2015/10/28

主訴:鼻が低い

診察室に入ってきたのは明らかに不機嫌そうな顔をした、やせ細った老女である。

「今日はどうしました? どこが悪いのですか?」

「どこが悪いってかい、ちょっとせんせー、聞いてよー、あたしってさあ、女ばっかりの三人姉妹なのね、ところがその中で一番ブサイクで生まれてさあ、どこが悪いってかい、よくぞ聞いてくれたよ、ほんと、どこが悪いかって、ちょっとこれ見てくれる?」

そう言いながら女性はマスクを外した。

「これよ、これ、この鼻が低いのよー、それでねー、そのことに気づいたのは中学校の美術の授業があってさあ、そのとき授業で自画像を描いたのね、あたしはそのとき鏡を見てさ……」

ここで私はカルテに「主訴:鼻が低い」と書いた。

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2015/07/29

骨折したら強くなる―花形満と高城さん

折れた骨は強くなる、と言ったのは花形満か?

一度折れた骨は前よりも強くなる、という言い伝えはよく知られているように思う。ネットでは、そんなのは迷信、という解説が氾濫している。だが、どの解説も判を押したようなものばかりで、そんなのは迷信というのも、逆にまたコピペ文化が生み出した迷信ではないのか?と勘ぐりたくなった。

ま、それはおいとくとして、先生は、真っ先に「ふふふ、一度折れた骨は前よりも強くなるというじゃないですか」と不敵な笑みを浮かべる花形満の顔を思い出したのです。ひょっとして、この流言を世間に広めたのは花形満なんじゃないだろうか? そこで、さっそく巨人の星を開いて確かめてみた。

花形満1

花形が大リーグボール1号打倒のため、鉄のバットで巨大な鉄球を打ち返す特訓をしていたときのことである。グキン、という嫌な音とともに倒れこむ花形。

花形2

「ぼっちゃん、いまのは骨をくじいた音では?」と駆け寄る工場の人たち、ところが周囲の心配をよそに、花形はこう言ってのける。

「なんの、ねんざして治ったあとの関節は逆に強くなるという、むしろこの特訓の目指すところだ!」

すばらしい、さすが花形、不世出の天才打者と呼ばれるが、天才を天才たらしめているのは我が身も顧みないほどの努力があってこそなのだ! っと感動が蘇ってきたわけだが、ここで我が目を疑うキーワードに気づく。

ねんざ……

だめじゃん、捻挫はだめだよ、花形さん。骨に限った話ならば、先生はここでみんなが迷信だとバカにする、骨折した骨は前よりも強くなるという話の肩を持とうと考えていたのだが、捻挫じゃ話にならん。靭帯がからんでくるからね。捻挫は癖になる、と断言するつもりはないが、手根不安定症の可能性は否定できない。

しかし、花形の発言をなぜ骨折と思い込んでいたんだろう。人間の(てゆーか私の)記憶って、当てにならないもんだなあ。

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2013/03/25

チューブ誤挿入

最近チューブ誤挿入に関する共同通信の記事をよく見かけた。

A市の病院で、入院していた男性が胃に栄養剤を入れるチューブを気管に誤って挿入された後に肺炎で死亡し、A県警捜査1課が業務上過失致死容疑で捜査していることが、捜査関係者らへの取材で分かった。

私としては、この文章の、"胃チューブが気管に誤って挿入されること"それ自体がとても危険だという印象を与える点がやや気にくわない。胃チューブの気管への誤挿入が生命を脅かすのは、そこから何かが投与された場合だけであり、胃チューブの誤挿入だけではほとんど危険は発生しない。しかし、肝心の、実際に栄養剤を入れてしまったのかどうか、については記事の最後まではっきりとした記述がないのである。

チューブは自力で食事ができない人に、鼻からのどを通して胃に挿入する。県警はチューブの誤挿入が死亡につながった疑いがあるとみて、担当だった看護師らから事情を聴いている。

しかし県警は"チューブの誤挿入が死亡につながった"と疑っている。すなわち、間接的ではあるが(県警が常識的な医学知識を持ち合わせているとすれば)誤挿入のまま栄養を入れてしまったことを疑っている、というふうに置き換えることができる。

捜査関係者らによると、男性は手術を受けて集中治療室に入っていたが、肺炎で亡くなった。病院側は同日、異状死として県警に届けた。病院側は取材に「警察が捜査中でコメントできない」としている。

このあたりもやや不可解である。手術直後であれば経管栄養を投与するとは考えにくく、したがって事故は手術後かなり経ってから起きたのではないか、あるいは男性はもともと経管栄養をうけていた人だったのではないか、などと想像する。それとも栄養剤は投与されておらず、胃チューブが気管に誤挿入されただけで肺炎を起こして死亡したという稀なケースなのだろうか。いや、病院側が異状死として届けていることから、病院としては重大な医療過誤だという認識があったはずであり、やはり誤挿入された胃チューブを通して栄養剤が投与された可能性が高いと考えられる。

2005年にB県、06年にはC市の病院で、いずれも栄養剤のチューブを、誤って気管支や肺に挿入された患者が死亡しているほか、

気管に誤挿入された胃チューブから栄養剤が投与されるという事故はたしかに散発しているし、いったん起きれば致命的となりうる非常に危険な事故である。くどいようだが、あくまでも栄養剤が投与されるから危ないのであり、胃チューブの誤挿入自体はそれほど危険ではない。

06年にはD市の病院で、逆に気管に入れるべきチューブを食道に誤って挿入し、患者が死亡するなど、各地で同様の事故が起きている。

気管チューブの食道誤挿入は、胃チューブの気管誤挿入とは全く別問題であり、唐突にここで並列して論じることには強い違和感を感じる。ちなみにこっちのミスの方があっという間に命とりとなる。呼吸不全患者、自発呼吸が停止している患者では、気管チューブが食道に誤挿入されれば、その時点から生命の危険性が発生し、刻一刻と増大する。逆にいえば、バイタルサインをモニターしている限り、こっちのミスの方がすぐに気づきやすい傾向にはある。

医療関係者によると、チューブがきちんと挿入されているかどうかは、胃液の吸引や気泡の音を確認するなど複数の方法があり、使用するチューブの種類などに合わせてマニュアルを作成している病院もあるという。

私が問題にしたいのはこの最後のパラグラフである。なぜ問題かというと、この稚拙な文章を最後に付け加えてしまったことで、今回の医療事故の問題点がひどく薄っぺらなものへと卑小化されてしまっているからである。

たぶん記者は、この記事を書くにあたって、知り合いの医療関係者に、ねえ、これってどおなの?と訊ねたのであろう。医療関係者であればまずこう答えるであろう。おかしいなあ、普通は胃管を入れたら胃液を吸引したり、空気を入れて音を確かめたりして確認するはずなんだけどなあ、と。まるでそれをそのまま受け売りで書いてしまったような、とってつけたような文章である。

この最後のパラグラフをお読みになって、みなさんはどのような感想をいだくだろう。

ひでぇ、この病院って、胃管を入れたあとに、胃液を吸引したり、空気を入れて気泡の音を確認したり、そんな基本的な確認さえ怠って、平気で栄養入れちゃうんだ、恐ろしい、マニュアルも無いらしいぜ! 聡明なあなたならそこまでは思わないかもしれないけれど、これを書いた記者はそう思っていたか、少なくともそう思わせようとして書いたのではないかと推測する。

だがマニュアルにしたがって複数の方法で確認したのに結果として誤挿入だった、という可能性も否定できないのである。むしろそっちの方が重大な問題だ。贔屓目に過ぎるかもしれないが、私は胃管を入れたあとに気泡音を確認しない医療従事者が存在するとは思えないのである。実際のデータは知らないが、少なくとも、これまでの気管への栄養剤誤注入事故のすべてが、胃管挿入後の聴診を怠ったことに起因するとは思えない。そうではなく、この事故から学ぶべき最も重要な教訓は、気管への誤挿入は聴診だけでは見逃される可能性がある、ということである。

それではどうすればいいのかという話になる。たとえばX線撮影すれば誤挿入はほぼ確実にディテクトできるのではないか(他にもっと簡便な方法、もっと確実な方法があればご教示願いたい)。その場合、全例に施行するのが無理であればルール作りが必要になるが、聴診で確認できても胃液が引けない場合にはX線撮影するとか、あるいは栄養剤の誤投与こそが問題なのであるから、栄養剤投与が目的の胃管は全例X線撮影するとか、そういったルールになっていくであろうし、すでにそうしている病院も少なくないだろう。

胃管はナースが挿入するケースも多いようだが、すべて個人の責任に帰着することなく、誤挿入がすぐに発見できるシステムを構築し、安心して挿入できる環境を整えるのが病院責任者の責務であろう。

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2009/05/14

スーミーポイント

実を言うと◯◯科を辞めたんだけど、どういうわけか患者が来るのでペインクリニックはしょうがないから続けようかと思ってる。幸い透視室もあるので神経破壊や高周波熱凝固のような難しいブロックも何度かやった。だが世の中にはそんなブロックしても無駄だという一派もいる。

整形外科医の世界にも、腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄の腰痛・下肢痛は神経の痛みなんかじゃなく筋肉の痛みだとする一派がいる。神経根や脊髄が圧迫されたからといって痛みが出るわけがない、出るとしたら麻痺だ。だから手術で痛みが取れるのはウソであり、痛みがとれるのは偶然で筋緊張が取れるからだという。

その急先鋒が石川県小松市で開業している方で、なんでもかんでもトリガーポイントブロックだけで治るという。僕も最近まではトンデモだと思っていた。だが実際に手術で良くならない人は大勢いるし、ヘルニアや高度腰椎変形があっても何でもない人がいるのも事実だ。

昨日、大学病院のペインクリニック歴も長くいろんなブロックを経験しているうるさいタイプの腰痛下肢痛患者さんに、適当にごまかす気持ちでトリガーポイントブロックしたら、今日痛みが全くなくなりましたと電話がきた。まじで? 神経根の高周波熱凝固までした入院中の下肢CRPS患者にも、今日はやることがなかったので仕方なくトリガーポイントをしたら、なんかいい!って言う。まじで?

これいいかもしれない。俺って天才で、俺のトリガーポイントは特別なのかもしれない。トリガーポイントブロックは小松市の先駆者がいるので、俺のは名前を変えて特別なものとして差別化したほうがいいだろう。

ベリーダンスをコアリズム、短気集中エクササイズをブートキャンプと名づけて、何か過去のものと違う特別なものだと思わせるように。

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2009/05/08

SSRIの功罪

SSRIは悪い薬じゃないですよ。ただ、今までの三環系とかと比べて抜群に安全で抜群に使いやすいかというと、そんなことはないです。効かない上に具合悪い、それでますます量を増やされるという悪循環に陥っている患者も多いんです。

明らかな利点は、大量服毒されたときの致死率が低いってことだけじゃないかな。

三環系でも抗コリン作用や抗ヒスタミン作用が弱いものはいくらでもあるし、そういう副作用が強く出ない程度の少量を処方するという手もある。

たとえば高齢者、介護中のうちのオヤジにはトリプタ10mgだけ処方してるんだけど、抗コリン作用のおかげで夜中にオシッコと騒がなくなったし、朝までしっかりぐっすり寝てくれるし、最近の眠くならない抗ヒスタミン薬が効かなかった鼻水もぴたっと止まった。

副作用も使いようってやつですよ。

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2008/12/06

グラフで見る 妊産婦死亡率

■これきわ雑記: グラフで見る 妊産婦死亡率

以下要約。

  1. 乳児死亡率が日本より低い国はアイスランドだけ。
  2. 日本の妊産婦死亡率はこの50年で劇的に改善しており、ヨーロッパ諸国並みである。アメリカよりずっと優秀でアメリカの半分近い。
  3. 人口当たりの医師数を加味するならば、日本より医師が少ない国で日本より妊産婦死亡率が低い国は、クウェートだけ。
  4. 国民の幸せ度が高いといわれるブータンの乳児死亡率は日本の21倍、妊産婦死亡率は73倍である。

日本が世界に誇れる産科医、小児科医の皆さん、本当にありがとうございます!

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2008/12/05

医者がすすめる尿療法

■い、いやぁ〜! 飲まないでえぇぇ〜! - pithecanthropus collectus(蒐集原人)

リンク先はid:pontennaさんこと、日本を代表するコレクター、とみさわ先生が見つけてきた『医者がすすめる尿療法/佐野鎌太郎』(徳間ブックス/1993)という本の紹介です。その本の中身のトンデモぶりというか愉快さについては是非リンク先を読んでいただくとして、以下は尿療法といえばということで先生が思い出した話を書きます。

尿療法がブームになったのは90年代初頭で中尾という医師がその先駆者だったと記憶しています。当時は尿療法を行っている誰もかれもがマジで効くと叫んでいたので、当時は医師をしていた先生でさえ、その効果に疑問を抱くことをひとまず保留し、むしろ「どうして効くのか」というそのメカニズムにばかり興味が向きました。

■尿療法のススメ

ここではおそらくそれまで考えられてきた効果のメカニズムに関しての仮説があげられています。おおまかにまとめると、1)尿に含まれる抗体が免疫を活性化する、2)尿に含まれる細菌やガン細胞が抗原となって抗体が産生される(ワクチン効果)、3)尿に含まれる内分泌物質の効果、4)placebo効果、ということになります。

まだまじめで純真だった先生は、尿に何か有益な内分泌物質が含まれているのではないか、という、実にまともな方向に考えを及ばせました。このサイトでも、ウロキナーゼ、ゴナドリールなど尿から多くの物質が精製され、それが実際に薬剤として発売されていることが示されています。

当時の先生の領域では、ウリナスタチンという薬が大ブームでした。ウリンとは尿のことですから、文字通りこれも尿から精製された薬剤です。今でこそ薬理学的なメカニズムもずいぶん研究され、その使い方も確立しているのでしょうが、当時の製薬会社の説明を聞いていると、その作用機序や効果があまりにも多岐にわたるので、結局何に効くのかよく分からないんだけれども、それは裏を返せば何にでも効くということでもあり、製薬会社も社運をかけてミラクリッド(奇跡の薬)なんて命名しちゃって、効能効果は一応「急性循環不全」ということでしたが、この「急性循環不全」って言葉がまた曖昧で便利な言葉でして、結局とにかく患者さんの体に負担がかかるような状況では使っておくのが無難なんてことになり、ある程度大きな手術ではとりあえず投与しておこう、なんてことがまかり通っておりました。

で、先生はその頃、これで製薬会社はけっこう儲けてるんだろうと思い込んでいました。そして、ウリナスタチンの原料には「自衛隊の尿」が使われているという、実しやかな噂が流れておりました。え、会社はいったいいくらで自衛隊の尿を買っているんだろう、だったら俺の尿も買ってくれないかなあ、とか思いました。それから毎日毎日、先生はおしっこをするたびに、ああもったいない、と思ってしまうようになりました。大通り公園のビアガーデンに設置された簡易トイレに流れる大量の尿が、まるで黄金の滝のように見えました。ああ、もったいない!

ここまでをまとめますと、要するに、先生は尿療法の効果にはウリナスタチンが関与しているのかもしれないと、うっすらと考えていたことをお話したかったわけです。

ところが、この歴史的なトンデモ民間療法の前では、そんな単純な考えなど全くお呼びでないことが判明しました。

■尿療法

ここに、その言いだしっぺの中尾さんの唱えるメカニズムについての記述がありました。

尿は、その人の体内のすべての情報がインプットされているソフトではないか。尿がありとあらゆる病気や病状に改善効果があるというこれまでの事実から、尿は血液の分身として、個人個人の体内の情報を良いこと、悪いことを余さず知っています。また尿には多くの微量成分が含まれていて、ちょうど指紋のように、誰ひとりとしてまったく同じ組成の尿はありません。そして、尿の持つ情報が再び体内に取り込まれると、生理の活性化を強化し、人間が誰でも本来的に持っている自然治癒能力にはたらきかけるのです。

いいですか、「尿は、その人の体内のすべての情報がインプットされているソフト」なんです。ですから、自分の尿でなければ効果がないのです。さらに飲む前に「ありがとう」なんて言葉を尿にかければ、効果がいっそう増強されそうですよね。

中尾先生の驚くべき考察はこれだけではありません。全く先生なんか足元にも及ばない奥深い考察です。

カテーテルで患者の胃に直接注入しても何ら効果を示さないことから尿は薬物ではないと考えられます。けれど、体内においてがんに対して何らの抑制や治療の効果は認められない尿が、口から飲むことによって初期の病変は完全に消滅する事実は多数の症例によって明らかです。また尿でうがいをするだけでも飲用と同様の効果が認められるということから、飲用された尿が喉を通過するときに喉のどこかにその中に含まれている情報を読み取るハードがあって感知するのではないか。

尿の何らかの成分が消化管から吸収されて効果を発揮するという考えは全くの的外れでした。「尿というソフトウェア」は「喉にあるハードによって読み込まれる」のです。まさに現在の電脳社会をも先読みしたかのような学説が、当時すでに考え出されていたことに、先生は驚愕と尊敬の念を隠せません。

尿療法を知ってから20年間近くも経つのに、一度も試したことのなかった先生は、今、とても後悔しています。先生はさっそく明日から始めることにします。ゴックンしなくていいんだから、うがいで喉のセンサーを刺激するだけでいいんだから、ねえ、それだったらみんな平気だよね!

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2008/11/23

先生の恥骨を公開

先生の恥骨1

先生の腹部単純写真の一部です。先生はシャアカステンの腹部単純写真を見ていると、必ず誰かに見つめられているような気持ちになります。どうしてなんだろう。

先生の恥骨2

いやーん、先生の恥骨です。文字通り恥かしいけど公開しちゃいます。特にこの恥骨と坐骨の部分に鍵があるような気がしてきました。

先生の恥骨3

上下逆さまにしてみました。あ、そうか。

シャア

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2008/10/18

「ステイン・アライブ」がCPRに最適なリズム

■心臓マッサージに最適の曲は? ビージーズのディスコ懐メロ

英人気グループ、ビージーズのヒット曲「ステイン・アライブ」が、心臓蘇生法(CPR)における心臓マッサージを行う際に最適なリズムだとする研究結果を、米イリノイ大学医学部の研究者が16日に発表した。米心臓協会(AHA)は約2年前から、CPRの訓練にこの曲を使っているという。

1977年のヒット映画「サタデー・ナイト・フィーバー」で使われた「ステイン・アライブ」のリズムは1分間に103拍。AHAは心臓マッサージのリズムを、1分間に約100拍が最適としている。しかし、実際にマッサージする人は自分のリズムが適切かどうか不安になり、1分間の回数が少なくなりがちだという。

イリノイ大学のデイビッド・マットロック博士は学生や医師15人を対象に、実験を実施。まず、携帯音楽プレーヤーで「ステイン・アライブ」を聴きながら、そのリズムに合わせてマネキンにCPRを実施する。その5週間後、音楽は聴かないが「ステイン・アライブ」のリズムを思い出しながら、心臓マッサージを実施してもらった。

その結果、音楽を聴きながらの場合は1分間に平均109拍で、5週間後の音楽を思い出しながらの実施では平均113拍でマッサージできたという。

マットロック博士は、心臓蘇生のためには、1分間で100拍を下回るよりも、より多い回数の方が効果が高いと指摘。「ステイン・アライブ」が有効だと主張している。

AHAが2年も前から「ステイン・アライブ」を推奨しているとは知らなかった驚いた。要するに大体100回/分の曲で、思い出したときにむしろ100回/分を上回る曲が適しているってことだ。脳内では100回/分以上で覚えている曲だということは、実際に本物を聞いたら少し遅く感じるはず。

■YouTube - Bee Gees - Stayin' Alive
ステイン・アライヴ
高校生のとき、↑このシーンが一番衝撃的だった……。

まあ、ちょっと遅く感じるかな。つーか、

ギルバートさんは、「(英ロックバンド)クイーンの『Another One Bites the Dust』も、心臓マッサージに有効なリズムだという噂(うわさ)を聞いたが、(歌詞的に)あまり適切じゃないかな」と話している。

このオチがすべてなんでないの?

■YouTube - Another one bites the dust Queen
地獄に道連れ

■Another One Bites The Dust(地獄へ道連れ)

そりゃあ、「Another one bites the dust, Another one bites the dust, And another one gone, and another one gone, Another one bites the dust(もう一人死ぬ、もう一人死ぬ、アイツも死んだ、コイツも死んだ、もう一人死ぬ)」よりも、「Stayin' Alive(まだ生きている)」の方がCPRに最適な歌詞であることは明らかだし、蘇生に力も入るというものだ。

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2008/07/17

翡翠科医ハナ

紹介しろということなので紹介しますが、話題沸騰の翡翠科医ハナ、いや全然知りませんでしたけど、一応こちらから第一話が無料で読めるそうです。

■Web漫画アクション - 作品紹介: 翡翠科医ハナ

翡翠科医ハナだってさ

先生はハナが胸チラ防止のために胸元の術着の余り部分をしっかりと折ってそれを透明絆創膏でしっかりと固定しているところに萌えました。てな感じで、S.Y.’s Blogさんによりますと、それもそのはず、現役翡翠科医が描いたらしいので、翡翠科医にとってはこのようなディテールの発見という喜びは見出せます。

内容はどうなのかな。最初なので、とりあえずサービスショット満載でまずハナを売り出しとこうっちゅうところでしょうか。しかし、こんなひどい仕打ちばかり受けるきつい仕事なのかなあ。これじゃあ翡翠科医志望の女性が失望するんじゃないでしょうか。ま、一話だけじゃよーわかりませんけど。

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