卓上消毒器と梅、楓
けっきょく3月はブログを書きませんでした。いったいなぜ書かなくなったのか、というテーマで書こうという案もあったのですが、それはやがて、なんで僕なんかがわざわざ書くことがあろう、という文脈に変化し、そのうちあっというまに、そんなことはどうでもよくなってしまった3月でした。
いまはただ、いったい僕は7月に日産スタジアムを訪れることができるのか? という不安だけを拠り所に空虚な毎日を繰り返しているだけなのですが、今日はちょっとだけ気分が良くて、わずかながら前向きな気持ちが芽生えたので、それがしぼまないうちに書いてしまいたいと思います。
アキノウナギツカミ
撮影:スミルノフ教授夫人
めっきり気温が下がりましたが、秋の寒空の下で可憐な花を咲かせるタデ科の植物を見つけました。その名も、アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)。よく見ると、茎に細かいトゲがたくさんあり、これでヌルヌルしたウナギも掴むことができる、というのが名の由来だそうです。本当だろうか。そこで先生はさっそくウナギを取り寄せ、実験してみた。いや、うそです、本当に実験してそのレポートでも書いたら、アクセスもウナギのぼりかな、なんて妄想しただけです。
ところで、同じタデ科でよく似た植物に、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)ってのがあります。こちらも茎にトゲトゲがあって、意地悪い継母が継子の尻をこれで拭いた、ってのが名の由来だそうです。
しかし、両者は葉の形が少し違うだけで、あとはほとんどそっくりな植物です。なのに、このネーミングの隔たりはどうしたことだろう。そこでこんな実験が思い浮かんでしまいます。
- ママコノシリヌグイでもアキノウナギツカミと同様にウナギを掴めるか。
- アキノウナギツカミで尻を拭いたらママコノシリヌグイで拭くよりも尻は痛いか。
いや、そもそもママコノシリヌグイで尻を拭くと本当に痛いのだろうか。ひょっとすると、継母は本当は心やさしい良い人で、実はこのトゲトゲゆえに非常によく拭き取れて、しかも拭き心地は意外に良いのかもしれない。これは実験する価値があるぞお。そこで先生は、恥ずかしながらズボンを降ろし…、いや、そんなレポートしたら大うけだった夢を見ただけです。
先生がやんなくても、世の中広いから、もう検証している人がいるかもしれないしね。茎で尻を拭くなんて簡単なことだもん。んー、でもやっぱりいないね。あっ、惜しいね、もう少しでやりそうだった人はいるんだけどね。
桜(ソメイヨシノ)が秋に咲く!
皆さん、桜は春にしか咲かないとお思いでしょうが、秋に咲く桜もあります。おい、コスモス(秋桜)じゃねえぞ。例えばなあ、冬桜、十月桜、四季桜、不断桜、子福桜といったように、春以外にも咲く桜はたくさんあるんです。
と、ところがだよ、皆さんが春に桜の木の下で昼間から酒を飲んだくれて浮かれていた、そう、あの桜は、たぶん大抵はソメイヨシノ(染井吉野)であって、ソメイヨシノは春以外に咲くことは、まずないんぢゃ。
本当でしょうか。ところが先生は今日、とんでもない光景を目撃してしまいました。
先生がよく鳥を見に行くところですが、この道の並木はソメイヨシノで、春は満開でそれは美しかった。しかし、秋にしては様子がおかしい。あの白い点々は何だろう。接近してみると、大発見ぢゃった。
撮影:スミルノフ教授(2枚とも)
おおー、咲いてる!桜が、ソメイヨシノが秋に咲いてるぞー! 花見だー、寒いぞー、酒持ってこーい!
しかし、この現象は、今年は全国的なのかもしれません。
・ソメイヨシノが秋に開花−善通寺 (香川)
・秋と冬どこへ、ソメイヨシノ開花 (和歌山)(リンク切れ)
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