2017/10/09

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2009/12/24

Happy Xmas (War is Over) 2009

■セバスチャン・サルガド AFRICA 〜生きとし生けるものの未来へ〜

サルガド

ごぶさたしています。ジョン・レノビッチです。今年、もう写真展は終わってしまいましたが、サルガドが来日しましたね。私はその写真展のころからずっとサルガドの写真について考えて続け、今日ここに何かを書こうと思っていたのですが、結論から先に申し上げると、よい言葉が浮かびません。サルガドの写真をはじめて見た瞬間、私は圧倒されました。そのとき心に生じた変化は、やがて「美しい」というありきたりな言葉に置き換えられていきます。

上の写真、説明するまでもないほど有名ですが、エチオピア空軍の攻撃を避けるため、夜通し歩いてカレマ・キャンプに到着した難民たちです。サルガドの写真には批判もつきまといます。世界の悲惨を「美しく」撮っている、神聖めかしたレトリックであると。サルガドは人間の尊厳の美しさを捉えたといいます。美しく撮ったのではなく、そこに美しさがあったのだと。どんな人にも光は注ぐ、という発言には、たしかにカトリック的な背景も感じます(ブラジル人=カトリックという発想もまた短絡的ですが)。

スーザン・ソンタグが彼を名指しで批判したことも有名です。サルガドは多くの悲惨をひとまとめにしている。同情は的を失い抽象化される。苦しみや不幸はあまりに巨大でそれを変えることは不可能だと人々に思わせると。

ソンタグが問題にしているのは私たちがこのような写真を見たときの、それでいったい自分に何ができるというのだろうという無力感、やるせなさではないでしょうか。わざわざ名指しで批判したのも、裏を返せばソンタグもまたサルガドの写真の美しさに圧倒されたからではないかと私は思います。

悲惨な場面を美しく表現することの是非については、さまざまな難しい議論があるので、ここでこれ以上触れるのはやめにしましょう。私は写真家でも政治家でも評論家でもありません。

では写真を見る立場のひとりの普通の人間として、この無力感をどうしたらいいでしょう。同じような無力感に関するコメントを、私が4年前に「ハゲタカと少女」について書いたときにもいただきました。

■ハゲタカと少女

私はここでスミルノフ教授が返答しているとおり、悲惨な写真を見て衝撃を受けたからといってすぐに行動を起こさなければならないということはないし、何もできない自分、恵まれている自分を責める必要はないと思います。私だって自称ミュージシャンとはいえ、やっと食いつないでいる無名の人間です。ジョン・レノンやボーノではないので、音楽で世界を動かすことは不可能です。

でも卑下することもありません。たとえ国を動かすリーダーになれたとしても、自国の目先の利益ばかりに縛られて、世界を変えることなんてなかなかできないのです。

私は無力だと、とりあえず落ち込んでいていいのです。今感じた無力感、挫折感は、将来あなたが国際的な平和に貢献する肥やしになるかもしれません。土木工事が得意だったあなたはふとしたきっかけからアフリカに水をもたらすかもしれません()。ビジネスチャンスを求めて海外出張した先で地雷撤去の達人になるかもしれません()。もちろん、なんの縁もきっかけも訪れないかもしれない、でも少しだけ周りに優しくなることで、あなたの周りからそういう人たちが、何かのムーブメントが起きるかもしれない。それでいいんじゃないだろうか。

2年ぶりの登場なので、いまひとつぎこちない乱文をお許しください。よいクリスマスを。

■ Happy Xmas (War Is Over) - John Lennon

War is over If you want it

■WAR IS OVER! (IF YOU WANT IT)

WAR IS OVER

Special thanks to Suchi.

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/28

Good Night and Have a good new year !!

みなさん、こんばんは。ジョン・レノビッチの最後の書き込みです。本当はもっと早く書く予定だったのですが、そうこうしているうちにも、ダルフールの反政府軍の反撃、トルコ軍のクルド人PKKに対する越境攻撃、ブット首相暗殺といったニュースを次々と聞くこととなり、考え込んでしまっていました。

いや、僕が考え込んだところで、何がどうなるというわけでもない、さっさと終わりにしましょう。今年の戦争は終わるブログはいかがでしたか。結局、今年も最後まで音楽ビデオに頼ってお茶を濁す形となってしまいました。初年度はジョージを取り上げたんですが、今年はポール色が強かったかな。そこでといっちゃ何ですが、リンゴで終わりにしたいと思います。

コメントをいただいた方々にはとても励ましになったこと、ここで御礼申し上げます。本当にありがとうございました。年明けから、また元のブログ主にバトンタッチします。皆さん、よいお年を。さようなら。おやすみなさい。曲はリンゴの歌うGood Night、もちろんFahrenheit911バージョンのPVで。

■ Good night
Good Night

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/24

Peace - An End

さて、今年の戦争は終わるブログもあとわずかです。今年のタイトル画像に使った「Peace is a word of the sea and the wind...」で始まる言葉は、キング・クリムゾンの「Peace - An End」から取りました。

■ KING CRIMSON - PEACE - AN END

King Crimson

簡単な詩なので、僕が訳すまでもないのですが、簡単ゆえに訳すのが難しいともいえます。あまり解釈せずに、素直になれば。

平和とは、海と風の言葉
平和とは、あなたが微笑むように歌う鳥
平和とは、友だちのように敵を愛すること
平和とは、あなたが子どもに捧げる愛

あなたは私を捜し回っているけれど
あなたのすぐ近くを見落としている
あなたはあなたを捜し回っているけれど
あなたの中を見落としている

平和は流れ、人の心からの流れ
平和は人、夜明けのような広がりを持つ人
平和は夜明け、終わりのない日の夜明け
平和は終わり、戦争の死のような終わり

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/24

Happy Xmas (War is Over)

■ Happy Xmas (War Is Over) - John Lennon

War is over If you want it

中東は何千年も戦争に巻き込まれてきた。ユダヤ、キリスト、イスラムの対立、宗教の対立なんだからしょうがないと思う人もいるだろう。え? しょうがないかい? 人間、宗教の違いだけで喧嘩したり殺しあったりするものかい? かつてパレスチナでは同じ顔をしたユダヤ教徒とイスラム教徒が平和に同居していたんだぜ。申命記には他国人に優しくしろと書いてある。シャリーアは非ムスリムには適応されないし、ムスリム内でも批判的な人がいる。シーア派とスンナ派も同居してきた。イスラム教ではイエスはマホメッドに告ぐ偉大な預言者だ。インドにはヒンズー教徒とイスラム教徒が助け合いながら生活している村がある。宗教の違いだけが原因で殺し合いが起こることはない。そこには必ず、利害関係を宗教対立にすり替え、対立を煽る連中の存在がある。長い年月がかかるかもしれないが、将来宗教自体が戦争の原因と認識されることはなくなるだろう。戦争は終わる。みんなが望めば。

■WAR IS OVER! (IF YOU WANT IT)

WAR IS OVER

Special thanks to Suchi.

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/22

殉職兵士とWar is Over

■ Happy Christmas (War is Over) - Soldiers' Story

Soldiers

John Romanoという(どうやら耳が不自由らしい)ミュージシャンのカヴァーによるHappy Christmas (War is Over)。このPVに次々と出てくるのはイラクで殉職したアメリカの兵士たちの顔写真だ。写真はHonor the fallenから収集したらしい。

当たり前だけど、僕にはアメリカ大統領になる資格など全くない。だって、予想より遥かに多かったとしても、多くの自国の若者たちが殉職すると分かっている命令を下すことができる神経は持ち合わせていないもの。ましてや極東の国の他国に連れ去られたひとりの少女のことなんて、真剣に考えてくれるはずもない。

残念だが、国も国連も、結局国の利益にならなければ動かない。ヒューマニティだけじゃ動かない。この2行はダルフールのときに付け忘れた文章。

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/21

ファルージャのクリスマス

さて、ポールの無邪気なクリスマス・ソングをきっかけに、楽しいクリスマス・ソングを貼りまくってクリスマス気分を盛り上げようと思ったばかりなのに、またこんな曲を取り上げるはめになる。

■ビリー・ジョエル、遂に始動か!?

ビリー・ジョエルの最新シングル「Christmas in Fallujah」が、2007年12月4日に米iTunesで発表された。これはテロリストと戦う若き兵士の任務と虚無感を歌った内容をもつ、イラク戦争への反戦歌になっている。

ビリー・ジョエルはイラクに駐留している兵士たちが忘れ去られることを恐れている。ただ、「兵士の虚無感を歌った」ということで間接的に反戦歌と言えるかもしれないが、実際の歌詞は反戦を直接示唆するものでもなく、またイラクの人々への思いもない。ビリーも「ただ兵士のことを歌っただけだ」と、まるで反戦家と見られるのをひどく恐れているように思える。しかも、歌うのはビリー自身ではなく、無名の若手シンガー・ソングライター、キャス・ディロンである。ビリーによると、「実際に戦地に身を置いている若い兵士と同年代の声」が欲しかったからだそうだが、自分が矢面に立つのを避けたと揶揄する向きもあるだろう。

いずれにしても、戦地では誰も彼もが虚しいクリスマスを迎える。

■ Christmas in Fallujah - Cass Dillon and Billy Joel

Christmas In Fallujah

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/21

ポールの平和とクリスマス

どうしてもジョンと比較され、「子どもだましのラブソング」のイメージが強いポールだけど、さすがにジョンの死の直後のアルバムである「TUG OF WAR(82)」とそれに続く「PIPES OF PEACE(83)」では、平和、人種問題、ジェンダー、格差といった社会的な内容の楽曲が多くなっている。

■ pipes of peace - paul mccartney

pipes of peace

Help them to learn (help them to learn)
Songs of joy instead of burn, baby, burn(burn, baby burn)
Let us show them how to play the pipes of peace
Play the pipes of peace

子どもたちを戦傷から守り、喜びの歌を歌えるようにしてあげよう
さあ、彼らに平和のパイプの鳴らし方を教えてあげよう

だが、どうしても問題の陰湿さが消え失せ、良質なポップソングになってしまうところが良くも悪くもポールなんである。では、そんなポールの名クリスマスソングで、今年もクリスマス気分を盛り上げていきましょう。

■ Wonderful ChristmasTime - Paul McCartney

Wonderful Christmas Time

なんとも無邪気なクリスマス、子どもたちとの楽しいクリスマス、そう、クリスマスは家族とともに家で楽しく過ごそう。彼女とレストランやホテルに行ってちゃだめだぞ。そんなの神の罰がくだります。

メリークリスマス!ハッピークリスマス!ジョンでした。

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/20

ポールの平和を我らに

ビートルズ解散以降、ジョンとポールは犬猿の仲だったというイメージが強いけど、実際には我々の知らないところでけっこう親交があったことが明らかになっている。ジョンにとってもポールにとっても、彼らはお互いにその人生の最大の出会い人であり最良のパートナーであったことは確かだ。彼らの関係は彼らにしか分からない部分が多い。たとえば、ジョンは死ぬ間際まで、他人がポールの悪口を言うことを許さなかったという。

1990年の地元リバプールのコンサートではポールはジョンの生誕50年を記念して、ジョンの曲を演奏している。ポールが選んだのはストロベリー・フィールズ、ヘルプ、そしてギブ・ピース・ア・チャンスの3曲だった。

特にギブ・ピース・ア・チャンスについてはこのように語っている。

Give Peace A Chanceは絶対に入れなくてはならない曲だと思った。これはジョンが伝えたかったことだ。ジョンは「ただのシンガーに過ぎない」と言われる。別にジョンを聖人に仕立て上げるつもりはないが、ベトナム戦争を締め括り、終わりを伝えようと何万人もの人が行進したとき、あの曲を合唱しながら歩いたんだ。何万人もの若者が一緒にあの曲を歌うなんて、すごいことだよ。あの曲をやるたびにみんなも歌ってくれるから、今忘れかけている何かを再確認させてくれる。我々は本当に平和を望んでいるってことを。

■ John Lennon Medley - PAUL McCARTNEY

ポールのジョンメドレー

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/19

ナザレのイエスの容貌

さて、以前の拙エントリー「あんたの愛は俺を救ってくれるのかい?」では、ジョン・レノンとナザレのイエスのイメージが時々重なると書いてしまったが、それには当時の髪とヒゲを伸ばしたジョン・レノンの容貌も影響しているのではないかとふと思った。ジョンが髪を伸ばしたヘア・ピースは、アメリカ兵のGIカットに対する痛烈な皮肉だから、そもそもイエスとは関係ないんだけれども。

でもイエスといえば、誰しも長髪でヒゲを生やしたやせた男をイメージするだろう。しかも、金髪で青い目だったりする。よくよく考えれば、紀元1世紀ごろにあの辺に住んでいた人なのだから、それはおかしいと気づきそうなものだが、長髪とヒゲのイメージは中世以降の宗教画の影響であり、もちろん僕たちだって幼いころからそれがイエス様の顔だと認識してきたのだから、そのイメージを払拭することはほとんど不可能なことだ。映画「パッション」を見たときも、実際に「アラム語」を話すイエスを見て、これがリアルなのか、と感動してしまったが、あのイエスも長髪でヒゲを生やし、やさしい目を持つ男だった。染みついたイメージというものは、強大な力を持っている。

ここで、かなり古い話で申し訳ないが、科学的な手法でイエスの顔を再現したという、たしか2001年ぐらいのBBCの番組をふと思い出したのだが、それに関する記事がいくつか残っていた。

■ BBC News | TV AND RADIO | Looking for the historical Jesus

■ .:::rejesus - expressions - faces of jesus:::.

jesus

イエスが捕えられるとき、ユダは「私が接吻するのがその人だ」と合図を決めていたという。つまり、捕える側からすればどれがイエスが分からないのであり、だからイエスは当時の標準的な風貌だったのである。なので、紀元1世紀のユダヤ人の骨格を用いて、当時の標準的な顔を復元した。これがイエスの顔だ。ま、かなり強引なのは最初から覚悟の上なんである。すなわち、これは「当時の標準的な風貌の男」に過ぎないのだ。髪が短いのは、聖書にイエスが弟子に髪を伸ばすことを揶揄する場面があるからということだが、僕は聖書を隅々まで読んでいるわけではないのでよく分からない。誰が知っている人がいたらお教えください。(追記:コメント欄で指摘していただいたが、僕も思っていた通り、福音書にはそういう場面はないようだ。どうもコリントでのパウロの言葉が根拠のようだ。だとすれば、イエスには会ったことのない人の言葉、ということになる。)また、ユダヤ教徒であるイエスが長髪にするはずがないという意見もあるそうだ。

いずれにしても、実際のイエスの風貌は、金髪で長髪の優男よりは、こっちのアラブっぽい顔の方に近いんだろうなあという予想はできる。じっと見ていると、アメリカが敵視して捕らえた某国の元リーダーや、今もなお探し続けている某組織のリーダー、はたまたこれから思いっきり敵視するかもしれない某国のリーダーなんかの面影が漂ってくる。

聖書にはイエスの風貌については書かれていないし、また書かれている別資料も存在しないらしい。はなから分かりもしないものをあれやこれや詮索するのはけしからん、見た目などどうでもいいではないか、くだらない、と田川先生あたりに怒られそうだな。

ジョン・レノビッチJohn's Face

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2007/12/19

申命記の教え

「あなたの国で町のうちに寄留している他国人であれ、それを虐待してはならない」

「あなたがオリーブの実をうち落とすとき、ふたたびその枝を捜してはならない。それは寄留の他国人と孤児と寡婦に取らせなければならない」

イスラエルよ、ガザの母親と子どもたちに食糧と医療を提供せよ。

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